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うさぎです。

Y期16回め平成16年9月25日

ポルソナーレ式イメージ切り替え法
ゼミ・イメージ切り替え法 NEWS LETTER 第112号

免疫療法 13 眼と耳の知覚情報と脳の働きの言語(T)

佐世保・同級生カッター殺人
11歳の学校砂漠

ウェルニッケ失語とブローカー失語を改善する
ポルソナーレ式イメージ切り替え法

はじめに

本ゼミは、今回からテーマを「眼と耳の知覚情報」に設定します。「聴覚」についてご一緒に考えます。
 ケーススタディは、「長崎県・佐世保市事件」です。9月15日に「長崎家裁佐世保支部」(小松平内裁判長)は「少年審判」の「決定」を下しました。
加害者女児(11歳)は、「自立支援施設」(栃木県・国立きぬ川学院)に移送して、2年間収容するという内容です。
 「なぜ、加害者女児は、クラスメートの御手洗怜美(さとみ)さん(12歳)をカッターナイフで殺害するに至ったのか?」の真実は明らかになっていません。
 今回のゼミは、この点を皆さまとご一緒に考えて明らかにします。

ポルソナーレ代表 田原克拓

本号の目次

眼と耳の知覚情報と脳の働きの言語(T)
  『佐世保・同級生カッター殺人 11歳の学校砂漠』

特別の個人指導
  ウェルニッケ失語とブローカー失語の改善の仕方

ポルソナーレ式イメージ切り替え法
  世界的水準の安保徹の免疫学と、「眼と耳」の
  自律神経と脳の働きにもとづくイメージ療法
 


 《参考文献》

『佐世保・同級生カッター殺人 11歳の学校砂漠』
  (『『新潮45』二○○四・9月号・新井省吾、新潮社)
『免疫革命』(安保徹・講談社インターナショナル)
『治療薬マニュアル』(2003・医学書院)
『脳の探検』(フロイド・E・ブルーム、講談社BLUEBACKS)
『脳、100の新知識、その形態から疾患まで』
  (森昭 胤編・講談社BLUEBACKS)
『神経言語プログラミング』(リチャード・バンドラー、
  ジョン・グリンダー、酒井一夫訳、東京図書)
『頭をつかえば自分も変わる、神経言語プログラミング』
  (リチャード・バンドラー、東京図書)
眼と耳の知覚情報と脳の働きの言語(T)

佐世保・同級生カッター殺人
11歳の学校砂漠

『新潮45』 2004・9月号・新井省吾ルポ リライト、再構成

ご案内いたします

一、「長崎県・佐世保市事件」のケーススタディの第2弾 をご紹介します。くわしい内容は、『カウンセラー養成ゼミ』ニューズレター第107号をごらんください。

二、今回は、この事件が、どういう「脳の働き方のしくみ」で起こったのか?の原因を明らかにします。

三、 ひとくちにいえば「話し言葉」を聞く「聴覚野」の障害が原因です。
   本来、人間は、「話し言葉」を「左脳」(右の耳)で聞いて「右脳の形態認知」を言語化します。これが、「左の耳」(右脳)で聞いて「右脳のウェルニッケ言語野」でバッド・イメージをつくりました。この「脳の中の言語学習」のしくみを正しく学習しましょう。

(文中・敬称略)

(1) 平成16年9月15日。「長崎家裁佐 世保支部」(小松平内裁判長)は、「佐世保小6事件」の第3回「少年審判」を開いた。「加害者女児は、確定的な殺意をかかえていて、計画的に殺害行為に及んだ」と認定した。
 「女児には、精神病性の障害はない。しかし、社会性や共感性が正しく発達していない。情緒面についても偏りがある。怒りを感じると、怒りの対象から回避するか、その相手を攻撃するという両極端しかない」と分析した。
 「ゆいいつ安心できて、自分の存在感を確認できる居場所のインターネット、交換日記に反論を書かれこれを侵入と感じて、怒りをつのらせた」と原因について言及している。
●父親・恭二さんの手記
(2) 被害者の女児、御手洗怜美(さとみ)さんの父親、御手洗恭二さん(46歳)は、「手記」のはじめに次のように書いている。
「さっちゃん。
 あの日から3ヵ月半。少年審判が終わりました。
 たくさんの人が彼女のことを調べてくれた結果に、父さんは戸惑っています。
 彼女は、程度の差はあれ、父さんたち大人が一般的に「普通」と呼んでいる子どものようです。この結果は、鑑定や調査の限界だろうか。それとも「普通の子」でもこんな大変なことを起こしてしまうということだろうか。父さんには分かりません」。
●「長崎県・佐世保市事件」
(3) 長崎県・佐世保市事件」は、なぜ起こったのか?
 少女A(11歳)は、なぜ、同級生の女の子、御手洗怜美さん(12歳)の首をカッターナイフで切り裂いて殺害したのか。
 少女Aは、自分の「考え」で殺害を決めた。そして計画を立てた。計画とは、「殺害する」という行動の目的を立てたことだ。殺害の方法は「カッターナイフ」を用いるというものだ。
 「計画」のことは、ランドセルの中に入っていたノートに書いてあった。カッターナイフは、凶器として持ち歩いていた。同級生の男の子が、教室で「何の本を読んでるの?」とのぞきこんだら「あっちに行け」とカッターナイフの刀を向けられておいはらわれている。
●人間は、「考えたことを実行する、 考えないことは実行しない」
(4) では、どのように考えれば、同級生の親しい友人を殺害する、という「考え」になるのか?
 それは、「頭の中」に「殺害する」というイメージがつくられなければならない。人間が何ごとかを「行動する」には、「頭の中」に「イメージ」がつくられることが必要なのだ。
 たとえば、AとBという二人の人物に次のようなことを伝えたとする。
 「今日も、明日も、あさっても、リンゴを買ってきてください。今日はリンゴ1つ、明日はリンゴ2つ、あさってはリンゴ3つです」。AとBは、それぞれ「はい、分かりました」と返事をした。
 Aは、今日リンゴ1つ、次の日はリンゴ2つ、その次の日はリンゴを3つ、買ってきた。
 Bは、今日、リンゴを1つ買ってきた。しかし、次の日はリンゴを買っ てこない。その次の日も、リンゴを買ってこない。
 Bは、なぜリンゴを買ってこないのか。
 「はい、分かりました」と、Aと同じように返事をした。だから耳に言葉が入ってこなかったわけではない。
 ちゃんと耳で聞いている。「なぜ、リンゴを買ってこないのだ?」と詰問する。すると「忘れました」と返事をするだろう。
 「忘れました」とは、「憶えていたけれども、リンゴを買うという行動を起こさなかった」という意味だ。本当なのか?そこで質問してみる。
 「Aは、ちゃんと憶えていた。なぜ、忘れた?」。すると次のような返事が返ってくるだろう。
 「うっかりしていて」。
 「ボーッとしていて」。
 「聞いたのに、忘れて」。
 「ほかのことをやっていて、リンゴを買うことを忘れて」。
 「電話がかかってきて、長く話したので」。
 では、リンゴを買ってきたAは、「ほかのことをやらなかった」のか?「電話で長く話さなかった」のか?
 「ボーッとする」「うっかりする」ということはなかったのか?こういうことは、誰の経験の中にもある。しかし、「リンゴを買うこと」は忘れない。
 ちゃんと耳で聞いて、「はい、分かりました」と返事をしたことは憶えている。
 「リンゴを買わなかったB」は、「買わなかった理由」について正当性のある理由を話していない。なぜ、「正当性がない」と分かるのか?
 それは、次のような質問をしてみれば明らかになる。

●「忘れた」のではなく「記憶できていない」

  「では、何を、どのようにしてく れと命じたか?」
 この問いにたいする即座の返事は、こうなる。
 「リンゴを買うことです」。
 同じ質問をAにする。
 「では、何を、どのようにしてくれと命じたか?」
 「リンゴを買うように命じられました。今日リンゴを1つ、明日はリンゴを2つ、あさってはリンゴを3つ、買うということが命じられた内容です」。
 このAとBへの質問の回答を比べてみる。
 Bには、「リンゴ」を「買う」という言葉しか記憶されていないのだ。
 「頭の中のイメージ」は、「リンゴ」と「買う」という二つの「イメージ」しか思い浮べられていない。
 Aの「頭の中」には、「今日はリンゴを1つ」「明日はリンゴを2つ」「あさってはリンゴを3つ」、「三日間にわたって、連続して買って来る」というイメージが思い浮べられている。AとBには、こういう違いがある。
 この違いとは、Aは「話し言葉」を耳で聞いたことが「脳の中で学習され、記憶されている」、Bは「脳の中で学習されない、したがって記憶されない」という違いがあるということなのだ。

●忘れた人」は「責任意識」を感じる

  もし、Aが「リンゴを買うことを忘れた」とする。すると、Aは、「はい、分かりました」と返事をしたのに「買わなかった」のだから「自分が過ちを犯したこと」に責任を感じる。「リンゴを買わなかった」ことで生じたダメージや損害、信用の欠損に思いを寄せて、これらの「損害」の回復につとめなければならないと考えるだろう。
 「リンゴを買う」という責任主体が「命じた人間」からAへと移行したからだ。「聞いた言葉が頭の中に、学習されてイメージがつくられた」ということは、「責任主体」が移行したということだ。
 「命じた」ということには、必要と目的があるから、伝えられる。
 「買う」という行動には、「利害」という価値が内包されている。
 しかし、Bの「頭の中」には「3日間、連続してリンゴを買う」というイメージが無い。「耳」で「リンゴを買うように」という「話し言葉」は受容された。だが「脳の中」でその「話し言葉」は学習されない。
 「学習する」とは何のことか?「言葉になる」ということだ。「話し言葉」か「書き言葉」にむすびつけられることが「学習」ということだ。

●「記憶」は虚無だから「自分の責任」とは思わない

  「頭の中」にイメージが形成されなければ、「無」だ。「話し言葉」として「耳」で聞いた時は、耳の聴覚機能が知覚した。だから「はい、分かりました」と口に出して返事をした。だが、「頭の中に確かにイメージが形成されました」という返事ではない。「頭の中」に「イメージが形成されていない」とは、虚無だ。
 虚無ならば、「リンゴを買うことを忘れた」と、言っても、責任は感じない。「主体の行動」はおこなわれていないからだ。そこに、「損害」が発生しても、自分とは全く関係のない「損害」の現象が勝手に起こったとしか認識されない。「損害」に羽根が生えて、自然にやってきたという認識の仕方になる。
(5) ここで、Bの「リンゴを買うこ とを忘れました」という言葉を考察してみる。「リンゴ」と「買う」という「話し言葉」は学習されて記憶されている。しかし「今日はリンゴを1つ」「明日はリンゴを2つ」「あさってはリンゴを3つ」を「買う」という「話し言葉」が学習されていない。
●「触覚の意識」は記憶する。「視覚」の対象は「虚無」
  「脳の中でイメージされる」ということが「学習」だ。
 Bの「学習されている言葉」と 「学習されていない言葉」は、
 「脳の中」に、確定される部位と、確定されない部位があることを意味しているのだ。
 「リンゴ」「買う」というのは「手」「指」「足」による関わりで関係性が成り立つ。「関わりが成り立つ」ともいう。これを「触覚による認知」という。
 「触覚による認知」をつかさどるのは、「右脳のウェルニッケ言語野」だ。だから、Aは「右脳のウェルニッケ言語野」で「話し言葉」を聞いたことになる。
 では、「リンゴが1つ」「リンゴが2つ」「リンゴが3つ」というのは「触覚の対象」ではないのか?
 「触覚の対象」に決まっている。それならば、「リンゴ」という「触覚の対象」は認知されているのに 「リンゴ1つ」「リンゴ2つ」「リンゴ3つ」は、なぜ認知されていないのか?
 これは、「量としての数」の「認知」が失語症であるという。
「順序としての数」ではない。「順序としての数」は、「右脳のウェルニッケ言語野」ではなくて「右脳のブローカー言語野」で学習して、認知する。Bは、「量としての数」の「話し言葉」を「右の耳」で聞いたことが無いか、もしくは、聞いたことはあるが、「特異体験」として「パソコン・ケータイ」のディスプレーで「量」を数えたか、もしくは、「長崎県・佐世保市事件」の少女Aのように「騒音の中」で「量」を数えたのだ。「騒音の中」で「量」を数えると「右の耳」で「人の話」を聞いていたものが、パッと「左の耳で聞く」というようにスイッチされる。
 すると、「右脳のウェルニッケ言語野」の「触覚による認知」は「自分の一つの手と一つの対象物」との「一対一の対応」になる。
 「リンゴ2つ」「リンゴ3つ」という「触覚のイメージ」は破壊される。そしてひょっとして「バッド・イメージ」に変わるかもしれない。
(6) 日本人は「右脳」で言葉を学習して憶えている、といわれている。
 しかし、大脳生理学の本を見ると、どの本にも「右脳には言語を学習す る機能はない」と書いてある。
 「言葉を話す」「言葉を書く」という時の「言語」は主要言語という。主要言語を学習して、記憶し、話したり書くという「表現」をおこなうのは「左脳」なのだ。
 では、日本人は、一体、どうやって「右脳」で「言葉」を学習して、話したり書いたりしているのか?
 それは、「左利きの人」のことを モデルにして考えてみるとよく分かる。
●交叉支配
  「交叉支配」ということはすでに教えた。くりかえせば「身体」の「左半分」「右半分」は、脳の「右脳」と「左脳」がそれぞれ半分ずつを支配しているということだ。身体の「左半分」は「右脳」が支配している。また、身体の「右半分」は「左脳」が支配している。
 これは、人間というものを正しく理解するうえで非常に重要なことだから、「カウンセリング」を勉強する人はとくに、ちゃんと憶えておかなければならない。
 このことを学習しているのに、人と会話をする時に、「左か、右のどちらかの方向を見ながら相手の話を聞く」とか「左の耳に電話の受話器を当てて聞く」とか「ハッキリしないボソボソした声でしゃべる」ということがあれば、それは、「右脳のウェルニッケ言語野」でなければ「右脳のブローカー言語野」の重症の失語者であるといっていい。
 会社の社長がそういう人だったらまちがいなく、その会社は、どこかで危うくなる。
 しかし、今の時代と社会でそういう会社が立ちいくはずがないから、「社長」の中にはそういう人はいないといっていい。一般職員の中の、しかも「中間管理職」にそういう人がいればどうなるか?「脳の働き方と言語の学習能力」の問題は、こん なふうに「現実の利害」の中に置いて考えてみるべきなのだ。
 「交叉支配」ということをよく理解してもらえただろうか。
  「左利きの人」は、「左手の触覚」 を「右脳のウェルニッケ言語野」で 触覚の対象として認知するのだ。こ れは、一体、どういう問題をはらむのか。
●右利きの人
  「右利きの人」と比べてみよう。「右利きの人」は、「左脳のウェルニッケ言語野」で、触覚の対象として認知する。この両者の違いが分かるだろうか?「左脳のウェルニッケ言語野」は、「主要言語」を学習して、憶える、と説明した。
 すると、「右手で物を触る」というのは、「物理としての物体」を触っているのではない。「触覚の対象」を《観念》として触っている。これを「一対二の対応」という。「手で触る」というのが「一」だ。「触った時の知覚の感触」と「これは、リンゴよ」(母親の話し言葉)が「二」だ。
●左利きの人の場合
 

ところが「左利きの人」の場合は「右脳のウェルニッケ言語野」で「触覚の対象」を認知する。
 「右脳のウェルニッケ言語野」は「言語」は学習しない。物体の形象を「認知する」。すると「左利きの人」は「触覚の対象」を《物理》としてのみ触っていることになる。
 このような触り方を「一対一対応」というのだ。ここには、言語のレベルの《観念》は無い。

●左の耳で聞いた場合
  このような「左利きの人」に「母親」が「これはリンゴよ」と話して聞かせたとする。この場合、二通りの「話し方」が成り立つ。一つは「右の耳」に話しかけて聞かせる場合だ。もう一つが「左の耳」に話しかける場合だ。これも「交叉支配」の法則にもとづいて考えなければならない。
 母親が子どもの「左の耳」に話しかければ、子どもの「右脳のウェルニッケ言語野」に届く。「左利きの人」が「手で触った触覚の認知」は「右脳のウェルニッケ言語野」でおこなわれている。「じゃあ、ちょうど、うまくピッタリと一致しているではないか」と思う人がいるかもし れない。
 ところが、そうはならないのだ。
 「左の耳」は「右脳の聴覚野」とむすびついている。この「右脳・聴覚野」から「右脳・ウェルニッケ言語野」にむすびついて、このむすびつきが「左脳のウェルニッケ言語野」へとフィード・バックされる。
 「右脳・聴覚野」は、「人間の声、言葉」を了解しない。「虫の音」とか「風の音」「生活音」のような「自然音」を了解する。すると「これはリンゴよ」という母親の話し言葉も「声の音」のみが了解されて「これは、リンゴよ」という言葉は了解されない。すると、子どもは、今、自分が手で触っている「物体」(リンゴ)について「リンゴ」という言葉を学習することができない。 
●右の耳で利いた場合
  では、「左利きの人」が「右の耳」で「これはリンゴよ」という「話し言葉」を聞けばどうなるか。
 「右の耳」は、「左脳の聴覚野」 にむすびついている。母親の「これはリンゴよ」という「話し言葉」は、そのまま学習されるだろう。だが、「左の手」でリンゴを触っている。「左手」は「右脳のウェルニッケ言語野」につながっている。だから「リンゴ」という物体は知覚する。だが、「左手」は「左脳のウェルニッケ言語野」にはつながっていない。
 すると「右の耳」から「左脳・聴覚野」に入ってきた「これはリンゴよ」という母親の「話し言葉」はどうなる?「左脳のウェルニッケ言語野」には、「右脳のウェルニッケ言語野」の「触覚で知覚された認知」(リンゴの形象性)は届いていない。
 子どもは、「一体、何が、リンゴなのだろうか?」と考えるのだ。今、自分が手で触っている物体が「リンゴ」であるとは認識されないのだ。
 子どもは、「右の耳」から「左脳の聴覚野」に届いて学習された「これはリンゴよ」という「話し言葉」を「何がリンゴか?」と分からないままに記憶している。その一方で、「左手」でリンゴを触りつづける。
●左利きの人の言語の学習の仕方とは
  もちろん「眼」でもリンゴを見つづけるだろう。「眼の視覚情報」の「X経路」がくりかえしリンゴに焦点を合わせる。そして、詳細に観察する。この「X経路」が「左手で触ったリンゴの知覚」と「これはリンゴよ」という「話し言葉」をむすびつけるのだ。
 子どもは、自分が今、げんに手に触っているリンゴを見て、母親の「これがリンゴよ」という言葉を思い出す。
 「これが、リンゴだったのか」。
●日本人の言語学習の仕方と同じ
  日本人が「右脳」をつかって「言葉を学習し、憶える」とは、この「左利きの人」が「右耳」で「話し言葉を聞く」という学習システムのとおりに学習するのだ。
(7) 「左利きの人」と「日本人一般」の「言語学習のシステム」は、ほとんど同じだ。
 母親の「話し言葉」を「右の耳」で聞いた場合に限って「左脳の聴覚野」が「母親の話し言葉」を学習して憶える。
 「右利きの日本人」は、「右脳のウェルニッケ言語野」で「触覚の対象」を触覚の知覚として認知する。同時に、「左脳のウェルニッケ言語野」で「母親の話し言葉」を学習する。そして「右手で触った物体」についての「言葉」を学習する。
●日本人の言語の学習の仕方
  この日本人の言語の学習システムのどこが不都合なのか?いいかえれば、一体、なぜ「右脳で言葉を学習して、憶える」ことになるのか?
 それは、日本人の「子育ての仕方」に理由がある。
 ?子どもを抱っこして育てる。
 ?子どもを背中に背負って母親の身体に密着して育てる。
 ?母親が、子どもと自分を気持ち(感情)の上で一体化させて、「子どもの気持ち」をくみとって、「子どもがこう思っているだろう」ということを予測して、「子どもになり変った話し言葉」を話す。
●例
  「ママはねえ」
「おいちい?」
「あんよはじょうず」
「順子ちゃん、おはよー」
「おみじゅ、飲む?」

 この、子どもにとって「対象」との「距離の無さ」が、「対象」をつねに「触覚の対象」として了解させる。つまり、「右脳のウェルニッケ言語野」だけで「現実の物体」(書き言葉の文字、漢字、文章も)を認知してきた。

(8) 「必然的」という言葉がある。
 「雨が降れば、身体がぬれる」というのは必然的だ。
 同じように、右脳のウェルニッケ言語野の「触覚の対象」としてだけで「現実の事物」を了解しつづければ、「眼で見る」という「視覚の対象」も「触覚の知覚」の地続きで「見る」ということになる。
●ブローカー失語のしくみ
  遠くにあるものは手で触れないから「無い」も同然だ。必然的に「遠くにあるもの」は「見えない」から「無い」も同然だ。
 これは、「抽象的なもの」は、知覚で認知できないということだ。
 「視覚の対象」を形態認知するのは「右脳のブローカー言語野」だ。
 このようにして、「ブローカー失語」なるものがつくられる。「ブローカー失語」とは、次のようなものだ。

1.ものごとと自分が「距離」が離れると分からない。
2.ものごとにたいして、角度が変わると分からなくなる。
3.ものごとが、どちらに進んでいくか?その進んだ先々ではどのような状態になるかの予測、推測、推察ができない。
(9) 「長崎県・佐世保市事件」は、「右脳のウェルニッケ言語野」の「触覚の形態認知」が、「右耳」に入ってくる「話し言葉」が、教室内の「暴言」によって「左耳で聞く」というようにスイッチされた。
●暴言、怒鳴り声は「左耳」で聞く
  「暴言」が「右脳・ウェルニッケ言語野」の「触覚による形象のイメージ」をいびつに歪めた。バッド・イメージに変わった。
 「人間は、自分が考えたとおりに実行し、考えないことは実行しないのである」という無意識の観念の運動の法則のとおりに行動した。
 「バッド・イメージ」のとおりに現実の対象が壊れれば「右脳・ウェルニッケ言語野」にドーパミンが分泌する。だから同級生の女の子は殺害された。
まとめ

「特別の個人指導」

ウェルニッケ失語とブローカー失語の改善の仕方
ウェルニッケ失語とブローカー失語
の改善の仕方
  「特別の個人指導」
(1) 「観察の対象」の了解(認知)は、もともと「触覚の対象」の了解(認知)が土台になっている、と分かる。 「無意識の観念の運動」とは?

「自分は、ものごとを、順序だてて話せない、と考えている自分」のイメージ
(2) この了解(認知)は、「右脳」でおこなわれていることを分かる。

1、触覚による了解(認知)は、右脳のウェルニッケ言語野である。

2、視覚による了解(認知)は、右脳のブローカー言語野である。
「中止すべき無意識の観念の運動のイメージ」とは?

「自分は、特定の事物を“説明する”という話し方ができない、と考えている自分」のイメージ
(3) 「言語」の学習は「左脳」でおこなわれる。

1、左脳の聴覚野で、「話し言葉」によって学習する。

2、この「話し言葉」が、「右脳のウェルニッケ言語野」を「左脳のウェルニッケ言語野」につなげる。

「ブローカー言語野」の場合も同じだ。
「自覚的に考えるべき観念の運動 のイメージ」とは?

「自分は、書かれている文章を耳で聞いて、そのとおりに書いて、ウェルニッケ失語を治す、と考えている自分」のイメージ
(4) すると、改善の方法は、「書き言葉」を「話し言葉」で聞く、これを「書き言葉」に置き換える、という方法になる。

1、この場合、「一言一句、同じように書く」。

2、「いつ」「どこで」「何が」「どのように」「どうした」の意味を書く。

3、「名詞」(触覚の対象)を「書き言葉」で書いて説明する(ストーリー仕立て)。この実践実技の方法をおこなう。
「さらに自覚的に考えるべき観念の運動のイメージ」とは?

「自分は、いくつか並べられている名詞(触覚の対象)をストーリー仕立てで説明してこれを書き言葉で書いて、ブローカー失語を治す、と考え実行している自分」のイメージ
世界的水準の安保徹の免疫学と、「眼と耳」の自律神経と脳の働きにもとづくイメージ療法

ウェルニッケ失語とブローカー失語を改善する
ポルソナーレ式イメージ切り替え法
演 習
(1)右の目」を「右の下」に向ける
・20秒以上。(顔を正面に向けたまま、右目だけを「右下」に向ける。以下同じ)。

?「自分は、ものごとを順序立てて話せない」と考えているという自分のイメージを思い浮かべる。
(2)「左の目を」「左の上」に向ける
・自分は、「自分は特定の事物を説明する、という話し方ができない」と考えている自分のイメージを思い浮かべる。

?脳の働き方のトラブルは「話し言葉で文章を聞いても、言葉がつくりかえられる、すなわち対象をこわすウェルニッケ失語である」と正しく分かる。
(3)「右の目」を「右の上」に向ける

?左脳の頭頂葉でイメージされる。
?自分の「分身」の谷川うさ子を呼ぶ。

(1)(2)の「自分」のいる「右脳の頭頂葉」へ「谷川うさ子さん」といっしょに行く。

(4)「右の目」を「右下」に向ける

?自分の分身の「谷川うさ子さん」といっしょに「(1)(2)(3)(4)をくりかえして憶えている自分」をイメージする。

(5)「左の目」を「正面」に向ける
・「右脳」の頭頂葉でイメージする。
上記の(3)の、「右の目を右の上に向ける」という「イメージ切り替え法」が「ポルソナーレ式イメージ切り替え法」です。右脳の“失語”を治すために、あなたの頭頂葉の「谷川うさ子さん」といっしょに、次のようなことを理解しましょう。
脳の働き方としての「言語の学習過程」は、次のとおりです
(1) 「言語」は、「右脳」のウェルニッケ言語野とブローカー言語野のそれぞれの「形態認知」 を「左脳」の「聴覚野」が「左脳」のウェルニッケ言語野とブローカー言語野で学習して、憶える。
(2) 「言語」は、「話し言葉」と「書き言葉」ともに、「左脳」で学習して「左脳」で憶える。
(3) 「言語」の学習の仕方と憶え方とは、「左脳」の聴覚野」が「話し言葉」を「右の耳」で聴いて学習し、これを本人が「話し言葉」として発語して憶える。
(4) これは、「書き言葉」の場合も同じである。 「左脳」の「聴覚野」が「話し言葉」を右の耳」で聴いて学習し、これを本人が、「発語」ないし「話し言葉」として言いあらわした「表音の文字」ないし「表音の文字のつらなり」のとおりに「書く」というように憶える。
(5) さらに、「言語の能力」が進むと「右脳」の「ブローカー言語野」で学習して憶えられている「書き言葉」を「左脳のブローカー言語野」で抽象化するというように学習し、より抽象度の高い「書き言葉」として憶える、というように発達する。
「谷川うさ子さん」は、「左脳の頭頂葉」にいます。
 右脳のウェルニッケ失語とブローカー失語を治すために、「谷川うさ子さん」といっしょに、次のことを理解しましょう
(1) 「長崎県・佐世保市事件」は、「話し言葉」が遮断されて「左脳」の「ウェルニッケ言語野」と「ブローカー言語野」で「話し言葉」と「書き言葉」の発達が停滞する、さらに退行化する、ということから引き起こされています。
(2) 直接の原因は、「左の耳」に「教室の生徒の無秩序の言葉」(いじめ、暴言など)が入ってきたために「右脳の聴覚の対象」は「話し言葉」が無いので、壊されるというように学習的に作用します。
(3) このようにして「右脳のウェルニッケ言語野とブローカー言語野」の形態認知が歪みます。「右脳のウェルニッケ言語野」の歪んだ触覚の形態認知が左耳で聞いた人の声の雑音化で「バッド・イメージ」に変わるのです。
(4) すると「Y経路」は「歪んだ触覚の対象」や「歪んだ視覚の対象」を選択的に注目し、選択的に反応します。「殺す」「壊す」「秩序を破る」という考えとイメージが選択の根拠です。これは、「A10神経」は、「歪んだ触覚の対象」と「歪んだ視覚の対象」をドーパミンの対象にするというように変容します。

最後に、上記を参照のうえ、下記の空白の欄に
ご自分で記入して、演習してください。
(1)「無意識の観念の運動」とは?



(2)「中止すべき無意識の観念の運動のイメージ」とは?



(3)「自覚的に考えるべき観念の運動 のイメージ」とは?



(4)「さらに自覚的に考えるべき観念の運動のイメージ」とは?




ゼミ・イメージ切り替え法 NEWS LETTER 第112号 了

 カウンセラー養成ゼミのニューズレターサンプル「佐世保・同級生カッター殺人 11歳の学校砂漠」もあわせてご覧ください。

学習に役立つ書籍

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 受講生の皆様へ 平成25年冬版 ポルソナーレからの真実の愛のメッセージ
女性向けカウンセリング・ゼミ、男性の「女性」対応・ゼミ

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女性の「脳を健康を働かせる」!安心と安らぎを分かち合う、が教育のテーマと目標です。「気持ちが安心する。だから、知的に考えられる」という女性の本質を支えつづけるカウンセリング術です。

女性の脳の働きが伸ばす「人格=パーソナリティ」を目ざましく発達させる!が教育の方針です。 女性が社会性の世界(学校・仕事・社会の規範・人間関係のルール・合理的な思考)と、知的に関われる!を一緒に考えつづけるカウンセリング術です。

ストレスを楽々のりこえる女性の「脳」を育てる!!が教育の人気の秘密です。女性は、脳の働きと五官覚の働き(察知して安心。共生して気持ちよくなる)とぴったりむすびついて、一生、発達しつづけます。


脳と行動の診断

人の性格(ものの考え方)が手に取るように分かる「心の観察学」

心の病いに感染させられない「人間の関係学」がステキに身につきます。

心の病いを救出する、心と心をつなぐ「夢の架け橋術」

相手に好かれる「対話術」がまぶしく輝くので、毎日が心の旅路。

相手の心の働きのつまづきが正しく分かって、「正しい心の地図をつくれる」ので、損失、リスクを防げます。

性格のプロフィールが分かるから正しく「教え・育て・導く」ができる本物の社会教育の実力が身につきます。


よくある質問

学校に行くとイジメがこわいんです。私にも原因ありますか?

怒りっぽいんです。反省しても、くりかえしています。治りますか?
脳と心の解説

「仕事・人生・組織に活かすカウンセリング」です。他者の心身のトラブルを解消できれば、自然に自分の心身のトラブルも解消します。

プロ「教育者」向けのカウンセリング・ゼミです。
人間は、誰でも「気持ちが安心」しないと正しく「ものごと」を考えられません。

「脳を最大限に発達させる」が教育の狙いと目的です。「指示性のカウンセリング」とは、 「一緒に考える」「共感し合って共に問題を解決する」カウンセリング術です。ものごとには「原因」(脳の働き方)があるから「結果」(心身のトラブル)があります。

「脳の健康を向上させる」、が教育のテーマと目標です。「指示性のカウンセリング」は、「考えたことを実行し、考えないことは実行しない」 という人間の本質を、最後まで励まし、勇気づけるカウンセリング術です。

脳の働きがつくる「人格=パーソナリティ」を育てる!が教育の方針です。
「指示性のカウンセリング」は社会性の世界(学校・仕事・社会の規範・人間関係のルール・合理的な思考)と正しく関わる!を一緒に考えつづけるカウンセリング術です。

ストレスに強い、元気に働く「脳」に成長させる!!が教育の魅力です。
「指示性のカウンセリング」は五官覚(耳、目、手、足、鼻)を正しく発達させて、言語の能力も最高に発達させるカウンセリング術です。


脳と行動の診断

「心の病いの診断学」が楽しく身につきます。

心の病いの予防と解消の仕方の「人間の理解学」が身につきます。

心の病いに気づける「人間への愛情学」が驚くほど身につきます。

「交渉術」の知性と対話の能力が目ざましく進化しつづけます。

相手の心の病理が分かって、正しく改善できるので心から喜ばれます。「心の診断術」

病気になるということ、病気が治るということが正しく分かる、最高峰の知性が身につきます。


よくある質問

朝、起きると無気力。仕事にヤル気が出ません。うつ病でしょうか?

仕事に行こうとおもうと、緊張して、どうしても行けません。治りますか?
バックナンバーの一部を9期後半分より、随時掲載していきます。
詳しくは下記をクリック
 ゼミ・イメージ切り替え法
 バックナンバー第7期まで
 バックナンバー第8期から
 ゼミ・イメージ切り替法の詳細
 ゼミ・イメージ切り替法トップページ
 自立した女性の性と家庭教育ゼミ
 カウンセラー養成ゼミ
 バックナンバー第7期まで
 バックナンバー第8期から
 カウンセラー養成ゼミ詳細
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 戦う男性の社会教育ゼミ
入会も随時受け付けています。
入会と同時にご希望のバックナンバー等、ビデオ(DVD)学習で、学んでいただけます。


ゼミの見学、ゼミのバックナンバービデオ(DVD)試聴も無料です
ニューズレターと共にお送り致します。 詳しくは「入会案内」をご覧下さい。
ポルソナーレのゼミの様子をYouTubeに公開しました。

脳を発達させる日本語トレーニングペーパー

一部公開しました。
トップページ NEW! 年間カリキュラム 学習の感想と学習成果 「日本人の思考」と「谷川うさ子王国物語」と「グローバル化の恐怖」
学習内容(サンプル) 「言葉」 日本語の影響。その仕組みと感情、距離感、人間関係について
「脳を発達させる日本語トレーニング・ペーパー」の役立て方の資料
『分裂病の自己診断表と自己診断』
男性に嫌われない女性の話し方
女性に嫌われない男性のしゃべり方
を教えます

ポルソナーレのマスターカウンセリング

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脳の働き方 百物語
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「第19期」(平成29年・2017年)ゼミ、開講中!
受講生の皆様へ 平成25年冬版 ポルソナーレからの真実の愛のメッセージ
受講生の皆様へ 平成25年5月5日 版 ポルソナーレからの真実の愛のメッセージ 詳しくはこちら!
ポルソナーレ代表
 田原ごあいさつ

 
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時代の病理デウスドクター初期ノート ハンナ・アーレントの哲学入門 『人間の条件』 谷川うさ子
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