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クマ江
クマ江さん
よく知られている精神分裂病とは、
人の悪口が聞こえる
インターネットに自分のことが広まっている
誰かが自分を見張っている
というものだ。
だが、日本人の場合は、
これは病気でもなんでもなくて、
ごく普通のことである
と証言するのが
吉本隆明の『母型論』(贈与論・思潮社)である。

◎男性の相談の事例

 中学生のころのわたしは、落ちついていて立派な男の子だと言われていました。
 誰にたいしても折り目正しく話をしていました。

 高校のころになると、自分の中に異変が起こりました。まわりの友だちがわたしの悪口を言っているように思えるようになりました。わたしへのウワサ聞こえてきていつも自分のことが悪く言われるように思えました

 成人して社会に出ると、わたしはいつも見張られているように思えます。尾行されている、監視されていると確信します。自分の部屋がネットを通して見張られているし、パソコンやスマホの中に盗聴器がしかけられている信じるに足る出来事が次々に起こるようになりました。
  (男性、会社員、49歳、匿名、再構成

 
 

●ダメ日本人は卒業!いい人生をゲットする新カウンセリング・メソッド

 ポルソナーレのカウンセリングは、このような事例の相談を聞いたとき、欧米社会でつくられた精神病理学にもとづいて「強迫観念である」と判断していましたウワサされていると確信している言葉は、「幻聴」のことにちがいないので、「精神分裂病」でもあると理解していました

 ところが、現ゼミ生の皆様と一緒に人間の脳の働き方(言葉の生成のメカニズム)を解明して、その上で国語学者大野晋の「日本語の動詞文動詞のしくみ」を読んでみると、相談の事例のような「人が自分のことを悪く言っている、その声、言葉も聞こえる」というような「幻聴」は日本人にとってごく普通のことであることが分かります。
 異常ではあっても、「精神分裂病」でも「強迫観念」でもないのです。

 じゃあ、「人が自分を監視している」「人が自分を見張っている、盗聴器だって仕掛けられている、パソコン、スマホを通して生活の一部始終が見られている」などというのは「正常なのか?」というと、もちろん正常ではありません
 この相談者は、「自分はちょっと変だ」という自覚があるので、ここでようやく欧米社会では常識である「言葉の破綻」(言葉に概念としての一義性が無いので精神分裂病である)と知的対象になっています。

●必見!吉本隆明母型論』(贈与論)が日本人の異常を卒業させる理由とは

 吉本隆明による『母型論』(贈与論、思潮社)を見ると、相談の事例のようなおかしな発言や行動は、発言や行動は、「母系制」の「贈与」の反対概念の「お返し」であると証言してあります。その証拠が説明されています。

 「贈与」とは、財産とか物、お金を無償で他者に提供することと考えられています。
 もちろんこういう理解でもいいのです。
 しかし「贈与」の起源からみると、その正しい意味は、日本語の「動詞文」の「動詞」がつくる「思考の二分法」を継承することが正しい定義です。

動詞の思考二分法の例

流ル――流ス
隠ル――隠ス
乱ル――乱ス

ル・ラル」……自然成立。「行かれる」のように尊敬語をつくる。外扱い近づかない、が本質である。

 ここから「漢字・漢語音読み」とその字義・語義には近づかない、という思考をつくっている。さらに、「自然成立」が「尊敬語」の根拠になっていることからよく分かるように、「自分のどんなデタラメ話も、異常な言葉も、ア、イ、ウ、エ、オの発声・発音がつくる言葉のあらわれ」だから、異常であればるほど自分で自分をホメる、尊敬する、イバる、という行動がつくり出される。

●日本の企業が震撼!こんなにも無能なのに高給を支払う「母系制」の収奪

 気づいている人が多いように、相談の事例の男性は、中学にも行き、高校にも行っています。
 そして今、社会人になって数十年が経って給料ももらい、結婚もしています。
 「こんなにも異常なのに、よく仕事ができているね、よく結婚もできているね、よく高い給料をもらいつづけられているね」というのが多くの人の感想でしょう。
 これが「母系制」というものである、と吉本隆明は『母型論』(贈与論)で証言しています。
 「母系制」の本質は、動詞文の「動詞」がつくる「作為思考」を母親が女児に継承することをいいます。
 人間が言葉をつくる根拠欲の脳の「視床下部」にあります。
 性は「視索前野」(副交感神経中枢)で「言葉」(ス・サスデタラメ言葉としゃべり方)を母親から女児へと継承します。
 児は、「性の欲」が「背内側核」(交感神経中枢)なので、「家の外性の対象志向するために、家の外で、自我にもとづく自立した行動」をあらわします。
 性の「行動」にも言葉が必要です。そこで男児は、生育歴の中で、母親からス・サス作為思考の言葉」を学んで、「行動」をあらわします。

●実は知られていない!父と母の口ゲンカは男児に幻聴幻覚をつくる

 相談の事例の男性は、中学生から高校生にかけて、母親と父親の口ゲンカ言い争い)を見聞きしています。
 父親も母親も「自分はこう思う作り話言い合うので、事例の男性は、家の中で「ス・サスの言葉」とは意味不明強迫」や「妄想」のことである、と学んだのです。
 そして、他者の話すどんな言葉も否定し、攻撃的壊して、跡形もなく壊すという「作為思考」を記憶しました

 このように「社会の中の言葉を壊す」「人のしゃべる言葉を壊す」というのが「贈与」の反対概念の「お返し」です。

 「お返し」とは、「継承」の反対概念なので「収奪」です。
 事例の男性が、「異常な言葉、行動」をあらわしながら、職場に居つづけて、仕事をしているのかしていないのかよく分からない中で、高給をもらいつづけている根拠になっています。

 事例の男性は「自分は少し変だ」と自覚したので、相談に訪れました。母系制」の中では、誰もが自分はエライとイバるので異常ではあっても精神分裂病ではないのです。

うさ子
谷川うさ子さん
 
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代わりに、必ず「助詞」と「名詞」と「5W1H」を言いましょう。そうすれば、精神分裂病の夢遊病の思考に気づくことができます。


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