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ポルソナーレ 今の日本の脳の働き方と病気のリポート
「個人べつの病気と症状の傾向」 No.70
日本人の脳の働かせ方の仕組み
■日本人の「うつ病」の脳の働かせ方
■特集・脳科学者「茂木健一郎」の『脳を活かす勉強法、奇跡の「強化学習」』の「うつ病のつくり方」とは、こういうものです。
みなさん、こんにちは。ポルソナーレの谷川うさ子です。

 平成20年6月13日(金)の深夜、NHKの『プロフェッショナルの流儀』というテレビ番組が再放映されていました。ふだんは司会を担当している茂木健一郎が、この番組では、自分の専門とする「脳科学」の応用編なる企画で、「記憶の仕方」「集中力のつけ方」「人の育て方」「脳は飽きるので飽きない脳の働かせ方」などのテーマで、実際の実行の仕方や質問に答えて説明する、ということをおこなっていました。

 この番組そのものは、茂木健一郎が書いて出版している『脳を活かす勉強法、奇跡の強化学習法』(PHP研究所・刊)の「テレビ版」というべきものです。

 茂木健一郎は、「脳科学者」と自称しています。「東京工業大学大学院連携教授」という立場の人物です。『意識とはなにか』(ちくま新書)『脳内現象』(NHK出版)など、公表されている著書紹介の中には10冊以上の著書があります。
 全て、「脳」にかんして書かれている本です。

 では、茂木健一郎の語る「脳」とは、どういうものでしょうか。

 すでに何度か指摘していますが、『文藝春秋』(2008・5月号)の中で、「脳とは、臓器である」とインタヴューに答えてしゃべっています。現在の解剖学の見地では、「臓器」とは「内臓」のことです。「内臓」とは、胃、腸、肺などのことをいいます。脳は、首から下の内臓にあるのではありません。したがって「内臓」ではないわけです。

 「脳」は、「脊髄」(せきずい)の中枢神経が発達した中枢神経の集合体である、という理解が「大脳生理学」の定説になっています。人間の脳は、「大脳」(新皮質)、大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)、脳幹(のうかん)の三つの層で成り立っている、というのが正しい理解の仕方です。

 もし、茂木健一郎にこのような理解があれば、「脳は、臓器である」という言葉は、間違っても出てこないはずです。

 茂木健一郎は、NHKテレビの『プロフェッショナルの流儀』の中に出演して、「記憶の仕方」についてしゃべっています。「記憶には、短期記憶と、長期記憶がある」と言い、「短期記憶は海馬(かいば)でおこなう。長期記憶は、側頭葉連合の野でおこなう」、とも話しています。まず、こういう説明は、これまでの脳の解剖学的な見地からの説明でも見たことも聞いたこともない説明であると断言できます。

 ハードウェアとしての「脳」は、「左脳系の脳」と「右脳系の脳」とに分かれます。「記憶」は、「右脳系」と「左脳系」とでは全く異なるものを記憶します。「左脳系」は、デジタル脳といい、「認識」をつかさどります。「右脳系」はアナログ脳といい、「認知」をつかさどります。

 「記憶」の素材になるものは「五官覚」です。目、手(指)、耳、舌、鼻、皮ふ、などが五官覚です。この五官覚の「知覚」は、まず、全て、「右脳系」に集まるのです。集まった「知覚」は、視覚、聴覚、触覚に分けられて、「側頭葉」(ウェルニッケ言語野かブローカー言語野)で「記憶」されて、さらに大脳辺縁系で価値決定されて、「右脳」のブローカー言語野で表象(ひょうしょう)されます。表象(ひょうしょう)とは、イメージされる、ということです。
 ブローカー言語野は、「遠くに見るイメージ」(ブローカーの3分の2のゾーン)と「近くに見るイメージ」(3分の1のゾーン)とに分かれます。

 「左脳系」での記憶とは、どういうものか?というと、「右脳系」で表象(ひょうしょう)された「認知のイメージ」を「認識する」のです。「左脳」は、「右脳」で記憶したものをさらに「認識」という「記憶の仕方」で記憶します。
 この「認識」が、「言葉」であったり、「言葉にもとづく行動」のことです。

 「左脳」が全く関与しない行動というものはあるのでしょうか?無いのです。茂木健一郎のように奇怪な作文のようなことをしゃべる「病気の言葉」もやはり「左脳系」の認識によるものであるのです。
 「海馬」は、右脳も左脳も、「いつ」「どこで」「何が」「何を」「どのように」などの「エピソード」にかんすることを記憶します。

 手足などの身体の動き、行動は、側頭葉から頭頂葉、後頭葉、そして「小脳」にもつながっている「それぞれの運動を記憶する中枢神経」が記憶していて、ここから「首から下の機能」に「下向システム」として伝えられるのです。

 したがって「海馬は短期記憶だけをつかさどる」ということはありません。このような「エセ定義」は、茂木健一郎の思いつきから生まれた分裂病まがいの作文に等しいものです。

 では、脳のソフトウェアのメカニズムが解明する「短期記憶」とは、どういうものでしょうか。また、「長期記憶」とは、どういうものでしょうか?

 そもそも「記憶」とは、何のためにあるのか?を理解する必要があります。説明には、どんなことにも「前提」というものがあります。
 この「前提」を明らかにしないところでは、検証のしようもありません。

 脳の働きにとっての「記憶」とは、「言葉」と「行動」を生成する、ということが動機と目的になっていることは明らかです。
 これは人間に限らず「動物一般」にも共通します。「食物を摂る」「危険を避ける」というのが「行動」の基本です。

 すると「記憶」は、この「行動」をどのように生成するのか?を前提にしています。「すぐに忘れて、行動などはしなくてもよい」という記憶が「短期記憶」です。人間の行動を見ていても、説明したり、教えても「憶えられない」というところでは「行動」は成り立ちません。「記憶」の反対概念は「忘れる」もしくは「健忘」ということです。「行動」が「成り立たなくなる」、もしくは「止まる」ということが「短期記憶」です。
 すると、「長期記憶」とは、くりかえしなんども行動が可能なことについての「記憶」のことをいいます。

 このような「長期記憶」の理解は、たとえば、「引っ越し」をして、新しい住所に帰宅する、という状況を考えてみればよくお分りでしょう。一日目は道に迷ったり、「この道でまちがいないかな」と目印になるものを確かめる、ということをおこなうでしょう。引っ越すまでは「行動」が成り立っていないので、「行動が止まっている状態」の記憶に近いので、まだ「短期記憶」の次元にあるのです。「帰宅の行動」がくりかえされて、スムースな行動になると、「無意識化」(右脳に表象されるイメージのことです)されて、「長期記憶」になるのです。

 これが「記憶」ということについての脳の働き方のメカニズムです。
 茂木健一郎は、「記憶とは?」ということについての前提についても説明していないので、「認知」そのものも成立していません。「認知」とは、「そのものが、げんにそこにあることを分かる」という五官覚による了解のことです。すると、これは「認知のバイアス」にもなりえていないのです。

 空に浮んでいる雲を見て、「あれはアイスクリームだ」「いや、あれは、亀パンだ」と言い、「あのアイスクリームは、こういうものです」と説明するに等しいことをおこなっているのです。これは、「現実のアイスクリーム」にたいしても「空に浮んでいる白い雲」にたいしても孤立している「うつ病」の言葉が語られていることになるのです。

 「谷川うさ子・注」この項、つづきます。

●ポルソナーレの脳の働き方を学習して「離人症」や「うつ病」を解明したい方は、こちらをどうぞ。
http://www.porsonale.co.jp/t5.htm

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