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ポルソナーレ 今の日本の脳の働き方と病気のリポート
「個人べつの病気と症状の傾向」 No.36
「日本人の脳の働き方がつくる社会恐怖のうつ病のメカニズム」
私は34歳の女性です。結婚していますが、子どもはいません。私の悩みは、人から見られると緊張して身体が震えることですが、夫の視線にも緊張することです。転職をくりかえすたびにひどくなった気がします。毎日、死ぬことを考えてばかりの生活です。
■相談の事例

「私は34歳の女性です。結婚していますが、子どもはいません。私の悩みは、人から見られると緊張して身体が震えることですが、夫の視線にも緊張することです。転職をくりかえすたびにひどくなった気がします。毎日、死ぬことを考えてばかりの生活です」
(北川智枝。34歳。主婦、会社員。三重県津市)。
(注・人物は仮名です。特定の人物とは無関係です。特定の地域、団体、職業とも無関係です。相談の内容もいくつかの内容を合成して再構成してあります)。

■相談の内容

 私は、小さい頃は人見知りはしましたが、人前で何かをすることは平気でした。小学2年生までは、男の子の友だちが多く、いつもまっ黒になって走り回って遊んでいました。

 小学2年生の終わり頃に、父が病気になり、入院しました。腸のガンだったので、手術をしました。この時以来、父は、何年も闘病生活をつづけ、母は、父の世話と働きにも出ることになりました。私には兄がいます。いつも二人でるす番をする生活になりました。このあたりから、私は、おとなしい性格に変わったような気がします。
 家の中では、それまで仲の良かった兄ともよくケンカするようになりました。

 中学生になって、みんなの前で歌う場面で、急に、ドキドキしてあがるようになりました。中学を卒業するまで、その音楽の時間だけが恐怖でした。そのほかの授業は平気でした。成績は全て、中の上で、ほかの女の子と仲良くやっていました。

 高校受験の頃は、同じ年頃の男の子が嫌いだったので、女子校を選びました。高校生活は楽しくすごしました。
 嫌いだった歌のテストもなく、あがって緊張する場面もなくて、かくべつ自分だけが変だと感じることもなくすごしました。ただ、みんなの前で話すとドキドキして緊張するので、そういう場面は、できるだけ避けていました。
 本読みの場面で震えるということはありませんでした。私は、本を読むことは好きで、得意だったのです。
ところが、高校3年の終わり頃、漢文の本読みの時間に、予習していなかったので、ひどくつまって読んだのです。この時から、急に指名されるのが恐くなりましたが。指名されるとドキドキして、声が上ずって、自分でも何を言っているのか分からなくなりました。自分でも、声が細くなり、小さくなっているのが分かりました。何かを警戒したり、人が自分のことを何か言っていないか?と心配するような、用心するしゃべり方になったのです。

 明るく元気な子や不良っぽい子や、自分を平気でさらけ出せる人を見ると、なんとなくコンプレックスを感じるようになりました。

 兄は就職しましたが、私は、母のつよいすすめで、大学に進学することになりました。大学に通うようになると、ひどいコンプレックスを感じるようになりました。勉強は難しく、何も理解できていない自分に気づいたのです。
 教科書として指定された本を見ても、全く意味が分からないのです。
 みんな、なぜこんなに難しい本がスイスイ分かるのだろうと、それが驚きでした。自分がまるで場違いの世界にやってきたと、そのことにも緊張しました。大学は一ヵ月も通わないで辞めました。

 家にいて部屋に閉じこもってふさぎ込んでいました。なんとか就職しようと思い、催眠療法に通いました。効果はなくて、とうとう見切りをつけて止めました。うつうつと、3年間くらい家にいたと思います。

 公務員の試験を受けて、合格に引きずられるように就職しました。ところが、公務員の仕事は、大学に比べると天国だったのです。言われたとおりに黙々と事務のことをやっていれば一日はあっという間に終わりました。
 これなら早く仕事に就けばよかったと思いました。生活も明るくなりました。恋人もできました。
一年くらいして、一人の女の子が入ってきました。明るく、ハキハキしたハデな性格の人でした。私のいた課には10人くらいの女子がいましたが、みんな個性がつよくて、女らしくて魅力的なのです。私は、圧倒されていました。そこへさらに明るい女の子が入ってきて、みんなから好かれました。私が気づいていて、恥かしくて出来ないような仕事も、自分から率先して「私、やります」とどんどんやるのです。私にはできないような難しい仕事がその女の子に回ってきても難なくこなします。私は、ひとりで、またコンプレックスに悩むようになりました。

 この頃は、昼食は、食堂で食べていました。同じ課の人気の女の子と、新しく入ってきた女の子が気が合って、食堂でも一緒でした。
 その二人が、一人で食事していた私をじっと見ているのです。私は緊張して、頭がブルブルと震えました。
後から分かったのですが、二人は、私を見ていたのではなくて、私の後ろに座っていた男の人を見ていたようなのです。しかし私は、この日から食堂に行くたびに緊張するようになりました。ろくに食事もできず、人から見られている、と思うと頭が震えたり、動きがぎこちなくなり、ひどく緊張するようになりました。

 27歳の時に、仕事を辞めました。毎日、辞めることばかりを考えていたので、辞めた時は、やっと念願がかなって解放感を感じました。これで、人生は自由になる、楽になると思いました。恋人とは、6年くらいの付き合いでしたが、辞めることばかりを話題にしていたので、私に何の魅力も感じなくなったらしく、「別れよう」と言われました。私は、仕事を辞めることに幸せ感を感じていたので、後先も考えずに、「はい」と、別れることに同意しました。

 家にいると、こんどは、別な緊張症が出てきました。人の声が聞こえてくるのです。幻聴だと気がついてい神経科に通うようになりました。
 薬をもらって飲むと、驚くほど元気になりました。そこで、建築会社の営業所に勤めることになりました。男性が2人いて、昼間はほとんど私一人です。私に、ぴったりの仕事だと喜びました。
でも、お客が来て、お茶を出す時に手が震えるようになったのです。前の職場の時よりも、もっと症状がひどくなりました。仕事の時に、顔を見られるだけでも体がガチガチに硬直し、頭が震えます。
 神経科の薬は、いくら飲んでも、声は震えるし、肩がこり、顔が熱くほてります。冷え性になって頭もスッキリしません。仕事が苦痛になって一年もしないうちに辞めました。

 母親が、なんども結婚しろと言うので、病気が治る何かのきっかけになるかもしれないと思い、母親の知り合いの女性がすすめる男性とバタバタと結婚しました。母親も、結婚した「夫」も、私が薬を服用していることは知りません。
 結婚しても、すぐに就職したので、自分の健康保険証でクリニックに通っているから知られずにすんだのです。
 仕事は、介護関係の会社です。自分よりももっと辛い人を見ると生きる勇気が出るかもしれないと思い、必死に勤めています。
 夫と居て、とても幸せです。しかし、夫から顔を見られると身体が緊張して硬直します。息が詰まって、暗い絶望感が襲ってきます。職場でもひどい自己嫌悪におちいっています。
 もう、死んでしまおうと何度も思っています。薬は、体に悪いことは分かっているのですが、飲むのを止めると頭がどんよりと重くなり、「うつ状態」になるので、また飲んでいます。私には、もう未来はないのかもしれません。

●ポルソナーレの「指示性のカウンセリング」とはこういうものです

 みなさんは、「パブロフの条件反射」ということをご存知でしょう。エサを与える人を見ただけで、唾液を分泌させる「犬」の話です。これは、人間も含めて、動物の因果関係づけということを説明しています。ある何ごとかのことが起こると、動物(人間も)は、身体の知覚系統に決まった神経反応の現象が起こる、という因果関係の発生です。人間の場合でいうと、「輪切りにしたレモン」を口の中に入れて、歯で噛んだ、ということを「想像」すると口の中に「唾液が出てくる」というのが「パブロフの条件反射」が説明する因果づけの発生です。何かと関わりをもてば、必ず、知覚系統の神経反応が起こる、という因果づけのメカニズムがあることが証明されています。「脳の働き方」でいうと、「言葉」が無くて、「行動が止まっている状態」の神経反応に相当します。「左脳」で正しい言葉が憶えられていない人は、例外なく「行動」が止まります。「行動を止める」という言葉を憶えている人は、「右脳」が中心になって働きます。「右脳」に「負の知覚神経の症状とその反応」のイメージがいつも思い浮べられています。このような「行動」に「言葉」がある場合で、しかし、「行動を止める」、「行動を止めようとする」ときの因果関係づけのメカニズムを「オペラント条件づけ」といいます。「オペラント条件づけ」の因果関係づけとは、「あることが起こったから、自分はこういうことを思う、考えもする」という思考のパターンをつくる、現実のものごとと自分とのむすびつけ方のメカニズムのことです。「パブロフの条件反射」と違うところは、「知覚神経系の反応」ではなくて、言葉によって「行動」に病的な歪みやねじれとか、破綻が生じるという「表象(ひょうしょう)」になることです。
 人間がものを見たり聞いたり関わったりする時は、必ず、「言葉」をとおしておこないます。この「おこなうこと」を「認知」(右脳)もしくは「認識」といいます。「オペラント条件づけ」は「認識」(左脳)ではなくて、「認知」(右脳)による了解のことです。

 事例のケースでは、つねに「負の行動のイメージ」(「不快」か「自分は損をしている」という不安のイメージ)が「右脳」に表象(ひょうしょう)されています。社会的な意味や価値をもたない「言葉」しか憶えていなくて、その「言葉」で「行動」していることが、脳の働き方から見た病気と症状の原因です。
 このような脳の働かせ方をする人は、仕事や勉強を変わるたびに「社会の下層」に転落して敗北者になっていくことがよく見て取れるでしょう。

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