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ポルソナーレ 今の日本の脳の働き方と病気のリポート
「個人べつの病気と症状の傾向」 No.168

脳を発達させる日本語トレーニング・ペーパー 『谷川うさ子王国物語

「日めくり式のプリント形式のテキスト」
■日本語でもつくれる知的思考の能力に変える学習のご案内

■脳の働き方が明らかにする「恐怖」のメカニズムと対策

みなさん、こんにちは。
全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。

○対人恐怖・対人不安・対人緊張

日本人には、日本人だけがつくっている心・精神の病気があります。
「対人不安」「対人恐怖」「対人緊張」といったものです。このような対人による病理の症状は、具体的な病理症状をあらわします。「赤面する」「手、口、頭、身体の全部が震える」「声が出なくなる」「人の声が聞こえなくなる」「眠くなる」「その場から逃げ出したくなる」「ものごとが二重に見える」などといったものです。

このような対人関係をベースにした病理と症状は、世界の中で日本と日本人だけのものです。
明治時代の欧米からの文明の導入が終わって、日本人の一人一人が自分一人の判断で自分の人生を生きるという社会が軌道に乗った大正時代に激発しました。
そして、以来、昭和、平成の現在になっても変わることなく続いています。

●年間3万人の自殺者は、なぜ死ぬのか

一体、日本人の何が問題なのでしょうか。
竹内靖雄(経済学者)は『新潮45』(2010・3月号)にこう書いています。

  1. 日本ではここ10年以上、年間の自殺者が3万人を超えている。自殺率でいうと、旧ソ連に含まれていた国や東欧のもと社会主義の国のベラルーシ、リトアニア、ロシアに続いて高い方の六位を占める。
  2. 日本が豊かな国でありながら自殺が多いということは、他の貧しい社会以上に生きていくのが困難であり、社会の仕組みや、日本人そのものに特別の問題がひそんでいることを意味する。
  3. 現在の日本は、徹底した個人主義の社会で、個人はもっぱら市場に依存しながら自立して生きている。
    といえばいかにも立派に聞こえるが、その個人は、よく見ると「独立自尊」の強い個人であるとはいえない。実は、「孤立無援」の状態にある弱い個人にすぎない。何かあれば簡単に壊れてしまいそうなきわめて脆い存在なのである。
  4. 困難に対する抵抗力は人さまざまで、弱い人はちょっとしたことで簡単に自殺する。
    これに対して、自殺率が低くて殺人の発生率が高いような社会では、生存困難な状況に陥った時、他人を殺してでも自分だけは生き延びようとする強い(?)人間が多いのかもしれない。弱い日本人は自分から死んでしまう。
  5. これだけ多くの人が自殺していくのであれば、いっそ、死にたいという本人の意思を確認した上で、苦痛もなく恐怖もなく安楽に自殺させるサービスを国が提供してはどうか。「国立自殺センター」設立の提案である。
  6. 本当の問題は、孤立無援の「無縁」にあるというよりも「孤立」にある。
    家族、社会と関係をもたない「孤立」、すなわち「無縁」の状態が広がっていることにある。
    それを忘れて「援」の方ばかり際限なくカネを注ぎこむ、という発想ではダメなのである。

●根拠の背景と構造

■この竹内靖雄の指摘を裏付けて、根拠の一つになるのが日本人の「敬語体系」です。

国語学者・大野晋は『日本語の文法を考える』(岩波新書)の中でこう書いています。

  1. 日本人の対人の尊敬の意識は、「恐怖」に始まり、「畏怖」→「畏敬」→「尊敬」→「敬愛」→「親愛」→「愛狎(あいこう)」→「軽蔑」→「侮蔑」という道をたどることが多い。
  2. 根本的には「恐怖」が意識の底にあると考えられる。
    例えば、尊敬の念をこめて使われた「貴様」という言葉も広く使われるに至って「敬意」は薄くなり、「俺、貴様」の間柄という対等の間で使い、やがて「貴様は盗人か」など、相手を罵倒するのに使われる。この変化は「尊敬」→「親愛」→「軽蔑」である。
  3. つまり相手を「内(うち)扱い」するようになると、相手と馴れ合う関係になる(「愛狎」のこと)。
    「親愛」が「無礼」に転じてくる。
    日本語においては、相手を「疎遠のもの」と扱うことが、相手を「尊敬している」ことになる。
  4. 日本語で「尊敬」の助動詞は「る」「らる」である。
    ◎ 尊敬をつくる助動詞のグループの中の例文
    「彼女は親に死なれて困っている」
    「あいつは女房に逃げられて独りで飯を炊いている」
    「校長先生は東京に行かれた」
    (注・いずれの例文も「自然に成り立つ」「自然に推移する」が基調。この「自然に起こること」が「尊敬」の表現である。「自然」は家の外にあるものだから「遠くにあるもの」、即ち「恐怖」対象になる。)

●国語学者・大野晋による日本人の使う日本語の「構文のメカニズム」をまとめるとこんなふうです。

  1. 人間やものごとを「遠いか?近いか?」で区別する。(自分が中心になっている。)
  2. 「遠いもの」は「恐い」。しかし、「価値」がある。だから「尊敬」して近づく。(解説・尊敬の仕方の敬語表現を知らないと近づけない。)
  3. 「近いもの」は「安心」で「快感」。しかし「価値」が無い。だから「軽蔑」して、「侮蔑」の扱いをする。
    (解説・いったん自分にとって「内(うち)のもの」となったものは破壊する。この破壊の対象には「自分」も含まれる。それが自殺である。)

●脳の働き方から見るとどうなるか?

■ところで、ポルソナーレは、脳の働き方のメカニズムを解明しています。

脳の働き方とは、「言葉の生成のしくみ」のことです。
この「言葉の生成のしくみ」(脳の働き方)の要点は次のようなものです。

  1. 右脳・前頭葉に「像」(イメージ)が表象する。
    (注・身体の五官覚の知覚の情報が上向システムの経路を通って、右脳・前頭葉に到達する。脳の言語野で加工されて、視覚の機能を使って、虚像を表象する。)
  2. 「右脳・前頭葉」に表象する「像」(イメージ)は自律神経の恒常性(ホメオスタシス)によって、原則として一生、消えることなく表象しつづける。
  3. 「右脳・前頭葉」に表象する「像」(イメージ)は「大脳辺縁系」の中の中枢神経の記憶を内容にしている。その内容の基本的な中身は次のとおりである。
    • 線状体(せんじょうたい)…不安の記憶を表象させる。
    • 扁桃核(へんとうかく)…好き・嫌い、敵・味方の記憶を表象させる。
    • 中隔核(ちゅうかくかく)…「性」を中心とした「快感」のメタファーと、「快感の対象」を手に入れる時に生じる「破壊」のメタファーを表象する。
      (注・「快感」のメタファーの例は「性」「仲良くする」「仲間になる」「親しくする」「自分のものにする」など。「吸収・同化・一体化」の「吸収」と「同化」を内包する。「破壊」のメタファーの例=「ロストバージン」「支配する」「従属する」「強制する」「抑圧する」「加工する」「調教する」「隷属する」「苦痛を与える」「秩序を壊す」「死に至らしめる」など。「吸収・同化・一体化」の「一体化」を内包する。)

●日本人の脳の働き方の実体

■「右脳・前頭葉」に表象する「像」(イメージ)とは、ほぼ、このような性質のものです。

人間の生理的身体の「自然性」を根拠にしているので、ほとんど「自然な像」のような性格をもっています。
しかし、「右脳・前頭葉」は「左脳・前頭葉」と相互性をもっています。相互関係にあります。
すると、このような「右脳・前頭葉の像」は、「左脳・前頭葉に表象する形象(イメージ)」によって「記号化される」のです。言語化されるということです。
人間は、「右脳・前頭葉の像」のとおりに行動します。
このことは、「言葉の意味」であることの根拠になります。
日本人は、この「右脳・前頭葉の像」のとおりに行動しています。要点を説明するとこんなふうです。

  • 扁桃核の記憶の表象…「自分の内にあるものは好き」「自分の内にならないものは嫌い」「自分の内に入りそうなものは味方」「自分の内に取り込めそうもないものは敵」
  • 線状体の記憶の表象…「自分の内にならないものは不安」「自分の内にならないものと関わるのは不安」「自分の外にあるものや、自分の内の外に出て行きそうなものは不安」
  • 中隔核の記憶の表象…「自分の内にあるものは快感」「自分の内に入ってきそうなものは快感」「自分の内に入ってきたものは破壊する」「自分の内に取り込んで快感の対象にするために破壊する」

●英語の「5文型」は何のためにあるのか

■日本人の使う日本語(和語)は「遠いか、近いか」を構文にしています。ヨーロッパ語(英語)のように、「5文型」の文法の形式をもっていません。

「命題」を立てて、「右脳・前頭葉の像」が「真」か?「偽(ぎ)」か?を問う文の形式ではない、ということです。「右脳・前頭葉の像」は、「大脳辺縁系」の中の線状体、扁桃核、中隔核の記憶のとおりに表象して、この表象のとおりに「左脳・前頭葉」で言語化されてています。
国語学者・大野晋は、このような日本語の特性を『日本語の文法を考える』(岩波新書)の中でこう書いています。

  1. 村の外の者、知らない者は「他所者(よそもの)」として輪の中に入れない。
  2. 村の中の違反者は追放して、村の中で知り合った人間どうし親密に生活する。
  3. 相手に分かっていることは省略する。
  4. 相手に遠慮して気兼ねする。相手の気持ちを損ねまいとして、嫌に思われないように細かく神経を使う。
  5. 日本語には「未来形」がない。過去のことを気づいて今のこととして語る。
  6. ものごとは、「自然に成った」ことを高く評価して、誰かが行動しておこなったことはどんなに社会的な価値があっても否定する。

●日本人が対人緊張、対人恐怖、対人不安をつくる真実の目的

■この日本語の特性は、「理論的に可能なことは、現実的にも可能なことだ」とは考えないということです。「原因は何か?」「根拠は何か?」とは考えないということです。

すると、日本人の一人一人の行動は、常に正しい判断のもとに行動するのではない、という「思考」と「行動」と「現実」の間で不一致が発生しつづけます。ものごとの正しい説明の言葉も永久に理解しえないということでもあります。
ここから日本人の「対人不安」「対人恐怖」「対人緊張」は、次のようにつくられます。

  1. 「線状体」が、「遠くに感じる人を不安だ」という感情を表象する。
    A6神経がノルアドレナリン(猛毒のホルモン)を分泌する。
  2. 脳は、快感原則で働いている。すると、ノルアドレナリンの猛毒のホルモンのつくる不安を快感に変えようという働き方が起こる。
  3. 中隔核がこのノルアドレナリン(猛毒のホルモン)を受け取って、破壊行動を起こす。
    これが「対人恐怖」「対人不安」「対人緊張」の心的現象である。
    つまり、恐怖、不安、緊張とは、当人による人間関係の破壊や破綻づくり、崩壊活動のことだ。
  4. この破壊活動によって、ノルアドレナリンの「分子構造」が「ドーパミン」に変化する。(注・ノルアドレナリンのカルボキシル基が酵素で切り落されるとドーパミンに変わる。)

この時に、扁桃核によって「好き」と価値決定されて表象された美化のイメージが活性化する。中隔核の分泌するトカゲの脳の脳内最高の快感のドーパミンが分泌する。
(注・「性」が好きならば「性」の快楽のイメージが鮮明になってトカゲの脳のドーパミンが分泌する。孤立が嫌で、内なる関係が「好き」ならば、自分を心配してくれていたわってくれる関係の快感のイメージが、トカゲの脳のドーパミンを分泌する、など。)

●『谷川うさ子王国物語』のご案内

■「対人恐怖」「対人不安」「対人緊張」を例にあげましたが、日本人の心・精神の病理は、日本語(和語)の構文のもつ特性が根拠にあります。

しかし、日本人は日本語によってものを考え、話し、書いて表現するしかありません。
そこで、この日本語を、せめて、欧米語の文法の形式の水準で使うにはどうしたらいいか?という必要と目的で研究・開発されたのが日本語トレーニング・ペーパーの『谷川うさ子王国物語』です。
この主旨を理解していただけるものとおもいます。
お申し込みはこちらからどうぞ。

●『谷川うさ子王国物語』のお申し込み先

TEL・東京03(3496)6645




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