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「個人べつの病気と症状の傾向」 No.150

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■「人間の観念」を初めて説明した『言語にとって美とはなにか』から、何を学べるのか?

みなさん、こんにちは。
全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。

●人間の脳は何をするのか

誰もが「人間の脳が言葉を生み出し、その言葉のとおりに心配したり、喜んだり、悲しんだり、あるいは、行動したり、しなかったりする」ということはよく知っています。

では、そのような人間の「脳」は、脳のどこで言葉を憶えたり、言葉をつくり出すのでしょうか。
そういうことが分かればとてもいろんなことに役に立ちます。
ここまでは、世界のどこの学者も同じ考え方で、「脳は、どのように言葉をつくり出すのか?」を追究するための同じ意義をもっています。

脳の理解は、解剖学を中心とする大脳生理学からの研究が土台になっています。しかし、死んだ人の脳や、生きている人の脳をfMRIなどで調べても、神経の集まりとしての脳の姿や様子しか分かりません。脳は、中枢神経という神経がひとつにまとまって集まった集合体です。死んだ人の脳を見るとその一つ一つが目でも手でも確かめられます。だから、脳は、手や足、胃と同じように「物理」として存在しています。血管が入りこんでいて酸素やグリコーゲンなどの栄養分で生きているので、「物理」としての存在です。

●脳は、どのように言葉をつくるのか

しかし、そのような人間の脳は、どうやって話し言葉や書き言葉の文字(言語)をつくり出すのでしょうか。
アメリカのマサチューセッツ工科大学のノーム・チョムスキーは、この脳の中の神経の中に、「文法」や「言葉」を憶えたり、生成する神経群のネットワークがあるのだ、という説を打ち立てました。半世紀以上もそういう学説を発表して、本も書いて世界中の学者に説明して支持を得ています。「生成文法」説といいます。
「生成文法」とは、「文法をつくる脳の神経のネットワーク」というものがあって、この上に、パソコンのメールの書き込みのように、名詞や動詞の言葉が乗せられていく、という考え方です。
ものごとを説明するときは、「どのようにそうなるのか?」とか「なぜ、そうなるのか?」という説明の仕方でなければなりません。自分が経験したことを説明するときのことを思い起こしてみればよく分かりますが、経験したことの説明を聞くと、聞いた人は「経験のイメージ」を思い浮べて確かめることができます。
どのようなことも、この「経験によって確かめることができる」ということを保証しない説明は、単なる仮説か、もしくは虚偽のいずれかになります。説明というものは、だから、「どのように?」「なぜそうなるのか?」という成立に至るプロセスの説明が非常に大切になります。

●酒井邦嘉のチョムスキー支持の発言

ノーム・チョムスキーの「生成文法」説を「これは本当のことだ」と保証して支持する酒井邦嘉(くによし)は、『言語の脳科学』(中公新書)の中でこう書いています。

  1. 認知脳科学の目標は、心が脳のどのような働きであるかを理解することである。
  2. 言語は、心と密接に結びついているので、心のはたらきの一部と考えたほうが自然である。
  3. 脳―心―言語の「階層性」は、言語が中心にあって、その外に心があり、心の外に脳がある、という図でとらえることができる。「言語」は心の一部であるという研究者の一人がノーム・チョムスキーである。

酒井邦嘉は東京大学の准教授です。
酒井がのべているところでいうと、「脳」は明らかに、中枢神経の集合なので「物性物理」として存在しています。誰の経験からみてもそのとおりであることはまちがいありません。
しかし、「心」も「言語」も物のように、物性物理として存在しているものではありません。言語はまだ「これが言語だ」という実証例をあげることができます。では「心」はどうでしょうか?
「脳」―「言語」―「心」と一直線に並べられて具体的に「これが心だ」というものを想定することができるものでしょうか。
「言語は、心の働きの一部」というときその「心」とはどのような働きのことを指しているのでしょうか。このように、「どのように?」「なぜそうなるのか?」ということの説明が一切なくて語られているのが「生成文法」説です。

●『言語にとって美とはなにか』の「観念」なるものについての記述

言語は、脳によってどのように生成されるのか?を初めて説明したのは『言語にとって美とはなにか』(吉本隆明)です。
次のように書いています。

  1. 原始人間は、労働にともなって「身体の器官」を生理的次元で発達させた。
    これは、人間の意識の発達と共時的である。このことを自己表出性の発達、および、自己を対象化しうる能力の発達ということができる。
  2. 人間の意識がつくられ、構造をもつようになったとき、現実的な対象にたいしての「反射」なしに有節音声が生まれ、この有節音声が「対象の像」を指示できるようになる。
    (『言語にとって美とはなにか』一巻、33ページ)

この説明には「どのように?」という生成のプロセスがのべられています。

●人間の「観念」は、このように二重性で構成される

解説するとこんな具合になります。

  1. 人間の脳は、脳幹、大脳辺縁系、大脳新皮質の三層で構成されている。
  2. 人間だけの脳は大脳新皮質である。
  3. 大脳新皮質は左脳と右脳とに分かれている。左脳と右脳は独立して働いている。左脳はデジタル脳で「認識」をつかさどっている。右脳はアナログ脳で、「認知」をつかさどっている。この認知と認識が相互性をもって人間の「意識」をつくり出す。
  4. 大脳新皮質(左脳と右脳)は、四つのカテゴリーに分かれている。
    頭頂葉…距離、方向、角度を記憶して前頭葉に伝える。
    後頭葉…手、足などの知覚の働き、行動を記憶して前頭葉に伝える。
    側頭葉…言語野である。言葉にかんすることを記憶して、海馬と前頭葉に伝える。
    前頭葉…パソコンでいうディスプレー(画面)に相当する機能をもつ。おもに三つの野(や)から伝わった長期記憶を、イメージとして表象させる。
    人間には、このイメージがいつも、いつでも思い浮びつづける。
  5. この前頭葉に思い浮ぶイメージが「観念」というものです。なぜ「観念」というのか?というと自律神経の恒常性の働きによって、原則として一生、死ぬまで思い浮びつづけます。
  6. この前頭葉に思い浮ぶイメージは、「右脳系」のイメージと「左脳系」のイメージとの二つで成り立っています。「観念」は二重になっています。
    右脳系のイメージ(第一の観念)…『言語にとって美とはなにか』でいわれている「自己表出性」の観念である。
    左脳系のイメージ(第二の観念)…『言語にとって美とはなにか』でいわれている指示表出性である。
    これは、認識としての内容をもち、有節音声や文字(記号性)で対象の像をつくる。
    したがって「言語としての像」を形成する。
    この「言語としての像」に対応する「右脳系のイメージ」が、「言語としての像」の「意味」になる。

●人間の観念は思考するために「二重」となっている

人間は、たとえば、空とか山とか、海とかを目で見ながら、何ごとかのイメージを思い浮べます。「見ながら」というのは、空や山、海の視覚のイメージが思い浮び、この山、海、空のイメージに重なるように「何ごとかのイメージ」が重なって思い浮ぶということです。山、海、空のイメージは「背景」(空間性)となり、「何ごとかのイメージ」が言語(記号性)による像です。このように「観念」は二重性として構成されるのです。

『言語にとって美とはなにか』でいう「自己表出性は、どのように生成されるのか?」
父親と母親の『愛着』が中心になって表象されます。
レイコフのいう「イメージスキーマ」です。母親への認知と認識の長期記憶が中心になります。
この内容は、扁桃核や中隔核の記憶が強化します。
「指示表出性」は、「話し言葉」と「書き言葉」の学習と訓練の社会性の能力の度合として表現され、そしてその意味の像を「右脳系の前頭葉」に表象させるのです。

日本人の場合、日本語はもともと社会と不適合なので、つねに自己表出性の域にとどまって、病的なイメージ(像)を「右脳系の前頭葉」に表象させつづけるのです。

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