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「個人べつの病気と症状の傾向」 No.133

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■ あなたの日本語の能力の自己診断テスト
◎自分の日本語は役に立つか?どうかが分かる「完全・自己診断表」

みなさん、こんにちは。
全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。

あなたは、毎日、言葉で考えています。その言葉で人と話し、行動します。あなたが考えたり、話す言葉は、日本語です。あなたは、日本語で友人と話し、恋愛をします。そして子育てもします。また、仕事を求めたり、仕事を実行します。さらに、受験勉強をしたり、本を読んだり、学校や学ぶ場で学習をします。
しかし、あなたは、みんなと同じ日本語を使って考えたり、話したり、行動したりしていても、一つだけ不安に思っていることがあるはずです。その不安は、あなたの人生の同伴者のようにいつも一緒に歩いているでしょう。無視しても、不安が話しかけてくる言葉を聞かないフリをしていても、逃れられません。一人の時や眠る前、朝起きた時にあなたの顔をのぞきこんで「ほらほら、言ったとおりでしょ?」と「うまくいかなかったことの光景」を見せてくれます。
このあなたの不安と「あなたが困っていること」をつくり出すのが、あなたが毎日使っている日本語です。

あなたが今も使っている日本語は、弥生時代に完成しました。
弥生時代の前の日本では、オセアニア(太平洋地域)の南太平洋のオーストロネシア系の言葉(ハワイなどを含む地域の言葉)が話されていました。
縄文時代の晩期に、南インドのタミル語が持ち込まれました。
原日本人は、この取り入れたタミル語の文法体系を「日本語としての話し言葉の文法」として生活や人間関係に役立てたのです。あなたが、毎日使っている日本語は、なんと、弥生時代に完成した「文法」が基本形になっています。

「三角形のテント」を想像してください。テントの真中に立っている柱が日本語(和語)の文法です。
この中心の柱を支える小さな柱は三つあります。一つは「漢字・漢語」、二つめが「欧米語」、三つめが「ポルソナーレ」が解明した「乳・幼児の脳の働き方の言語の生成のメカニズム」です。
この四つの柱の文法の性格とは次のようなものです。

  • 日本語(和語・やまとことば)の文法性格……ものごとを全て、「内」(うち)か?「外」(そと)か?に分けて区別する、というメカニズム。
  • 漢字・漢語の文法の性格……人間関係を「上位」か「下位」か?に区別するメカニズム。
  • 欧米語の文法の性格……ものごとを善か悪か?に区別する。人間を、善の意思をもつ者か悪の意思をもつ者か?を分かろうとするメカニズム。
  • ポルソナーレが解明した全世界の「乳・幼児の言語の生成のしくみ」の文法の性格……ものごとを自己が独立して、自立した行動の対象ととらえる。ものごとを「二・五次元の対象」か、「三次元の対象」か?と理解するメカニズム。

あなたにいつもピッタリくっついて離れない不安は、日本語(和語・やまとことば)の文法が中心になっています。話したり、書いたり、考えたりしているあなたの日本語は、一体、なぜ不安と手をつないでいるのか?いつもあなたと一緒に行動するのか?

それを明らかにするのが、この『あなたの日本語の能力の自己診断テスト』です。

■あなたの日本語の能力の自己診断テスト
◎自分の日本語が役に立つか?どうかが分かる完全・自己診断表

あなたの日本語能力自己診断テスト
◎尊敬語の能力診断テスト・T

  1. 次の文例の尊敬語の使い方で、正しいものはどれですか?
    □の中にチェックを入れてください。
  2. 正解と診断が後にあります。
    しかし先に見ないで、正直に自己診断のテストをしてください。

●問い

□・1(自己診断の場面で)
 「わたくしが山田部長です」

□・2(訪問した先の会社、もしくは他社への電話で)
 「山田部長さんはいらっしゃいますか?」

□・3(電話で相手の声が聞き取りにくい場面で)
 「声が小さくて聞きとれませんが」

□・4(会社に、上司の部長に家族から電話がかかって来たという場面で)
 「部長、おうちの方から電話です」

□・5(自宅にかかって来た電話に出た場面で)
 「○○はいません。明朝おかけください」

□・6(会社にかかって来た外部の電話で)
  「どなたをお呼びいたしましょうか?」

□・7(他社に電話をかけたという場面で)
 「山田ですが、田中さんはいらっしゃいますか?」

□・8(電話をかけた会社の自分と個人的に親しい相手を呼んでほしい時に)
 「山田さん、いますか?」

□・9(会社にかかってきた電話を、部下に取りつぐという場面で)
 「山田君、電話です」

□・10(電話がかかってきた。受けた電話で)
 「もしもし、山田でございます」

◎「尊敬語の能力自己診断テスト・T」の診断と解説

1……誤り。自分が名乗る時は「わたくしが、部長の山田です」と言う。肩書きは「姓」の上につけると「職称」となり、「姓」の下につけると「尊称」になる。このケースでは、自分に尊称をつけて「尊大表現」をおこなっている。「尊大表現」は、相手を見下し無用の存在と見なすことに通じると理解しましょう。

2……誤り。「山田部長さん」は過剰な尊敬語となる。
日本語では二重敬語は誤りである、というルールがある。
不必要に丁寧(ていねい)に話して、結果として「尊敬表現」を壊していることになる。過剰な尊敬語は、相手を軽蔑の対象と見なして、相手にするに足りない無価値の存在と見なすことに通じる。

3……誤り。「声が小さい」と言えばストレートに相手を責めることになるというのが日本語の敬語の基本姿勢だ。正しくは、「おそれいります。電話が少々、遠いのですが」と伝える。日本語の基本姿勢は、相手の人格を高く尊重して、敬愛の気持ちで思いやる、という精神にあることを理解しましょう。聞きかえす時も、「おそれいりますが、もう一度おっしゃっていただけませんか」と「頼む」という姿勢を言いあらわすことが「社会的な立場」をふまえた高度な能力です。

4……誤り。正しくは「部長、お電話です」とだけ言う。「おうちの方」とか「奥様から」などと言うのは「プライバシー」に踏み込むことを意味している。社会の原則は「会社に、私的な電話をかけることは控える」というものだ。家族からの電話を、部員に知られることを嫌がる見識をもつひともいる、という思いやりをもって配慮することが「敬語」の基本姿勢です。

5……誤り。正しくは「明朝なら○○はおります。おかけなおしいただけますでしょうか?」あるいは「こちらからお電話いたしましょうか」と言う。
文法上は間違ってはいないが、話し手、聞き手という日本的な位置関係を不鮮明にしていることが問題になる。日本語は、話し手と聞き手、そして話の中の話題になる人物、という三者の中で「敬語表現」が成り立つ。
ここでは、話の聞き手にたいしてと話の中身に出てくる人間への「敬語表現」をおこなう必要がある。話の中身の人物は「謙譲表現」で扱う。
話の聞き手へは「敬語表現」をおこなう。「おうかがいを立てる」、「下さる」のは相手の意思による、という「謙譲表現」が言いあらわされなければならない。
この二つの謙譲表現が無いとどうなるか。「敬語表現が不完全」というのは、相手を自分の「内」(うち)に取り込み、ゲームや趣味のように愛好して自分の好きなように、どう扱ってもいいという「見下し」に転じると理解しましょう。

6……誤り。正しくは「誰(どの者)をお呼びしましょうか」と言う。「どなた」は「誰」の敬称だ。尊敬表現だ。話の聞き手への敬称は、「お呼び」の『お』をつけているので正しい。
しかし、日本語(和語・やまとことば)の文法のルールは、自分の居る内(うち)の外にいる人間は、全て尊敬語の対象になる。このルールを壊している。
転じて「尊大表現」になる。国語学者・大野晋の説明では、「尊大表現」は「軽蔑扱い」「侮蔑扱い」のいずれかになる。「軽蔑」は「相手にするだけの価値が無いとして高見から見下すこと」だ。
自分の「内」(うち)の人間を「どなたを」と尊敬語で表現することは、相手を「軽蔑扱い」にして、相手にするだけの価値が無いと宣告していることになる。結果的に、「作為表現」や「虚偽の表現」をおこない、自分という個人の信用を失うことを招くと理解しましょう。

7……誤り。正しくは「山田と申します。田中さんはいらっしゃいますか」と言う。「申す」は、もともと「神様に実状を訴えて願う」という意味だ。自分を低く扱い、低い位置から誠意をもって相手に言うというのが語源だ。ここでは、「田中さん」と言いあらわして親しさを表現している。この「内扱い」を電話口に出た人にも拡大して「尊大表現」をおこなっている。日本語には、自分に「尊大表現」をさせないために「謙譲表現」がある。
この原義を忘れると「先生が申された」のような誤用に気がつかない。
日本人は、「尊大表現」をなぜ避けるのか?というと、単に「失礼」とか「マナー違反」だから、ではない。
「尊大表現」のルーツは、縄文時代の神話『瓜子姫』にある。
「自分の居る位置の内に取り込んだものは、自分の都合で殺害してもよい」という認識にゆきつく。人間関係を壊して孤立する原因になる。

8……誤り。正しくは「山田さんは、いらっしゃいますか?」「○○課長はいらっしゃいますか?」と言う。
「いらっしゃる」は、「来る」「行く」「居る」の尊敬語だ。「おいでになる」という尊敬表現でもよい。「いらっしゃる」の語源は「なる」「らる」「ある」であると国語学者・大野晋は解析している。もとの語意は、「入らせらる」が変形して転用したという。「木の実が自然に成る」「稲が自然に成る」という自然の推移の結果としてある状態に至る、と説明している。日本語の尊敬語は、稲、トコロイモ、アワ、ヒエ、ソバのような食糧となる植物が手に入ることを指して、恐れとお願いの意識からつくられた、というのが大野晋の考察だ。
この食糧の植物にあてはまる「外(そと)のもの」は、人間に限らない。事例のケースでは、「電話に出た人」「親しい相手の所属する会社」も「外(そと)にあるもの」となる。だから「敬意の表現」の対象になる。ここでは、「山田さん、いますか?」と「助詞の『は』」が省略されている。日本人は、「内(うち)扱いをする相手」には主語に相当する言葉や「前提となる事実の言葉」を省略するということをおこなう。
「家の中」の延長で、外の世界を農村社会の共同体のように扱うというメカニズムだ。
この助詞の『は』の省略が「いますか?」という尊大表現を言いあらわしている。「会社」の尊大表現は、仕事や仕事の中の組織を高見から見下して、「自己中心の特殊語」(「それ」「どれ」「これ」などの「指示代名詞」)しか使えなくなって、組織との不適応を生成する原因になると理解しましょう。

9……誤り。正しくは「山田主任、お電話です」と言う。社内の人間で、しかも、自分の部下にたいしてなぜ丁寧語(ていねい語)を使うのか?というと、電話をかけてきた人に聞こえているということを前提にしています。こういうと、「自分のいる会社の電話は、保留の機能が付いているし、必ず、いったん保留にセットしてから取り次ぐ」と言う人がいるかもしれない。
しかし、このような意識が日本人の縄文時代からの「言葉意識」というものです。「目に見えないものは存在しない」(ものごとを曖昧に、主観的にとらえる、という文法意識のことです)という脳の働き方のメカニズムを表象(ひょうしょう)しています。
この文例のケースでは、「社外から電話をかけて来た人」への敬称として「山田主任、お電話です」と尊称を使って、『です』の丁寧語(ていねいご)が使われなければなりません。こういう前提のおき方を「推移律」といいます。外のものには敬語を使うという基準が、そのまま内部の「山田主任」へもイコールとして成り立つのです。この考え方を因果律ともいいます。
日本人は、「内(うち)の人間に向かって侮蔑語を用いたことがしばしばある」という体験を記憶している人が多い。その人は「自己中心語」を中心に思考しています。自分の居る位置からものごとを見て、そのとおりに表現する、というのが自己中心語です。例えば、「右向け右」と号令をかける時、号令をかける相手から見ると、『左』であることが分からない、といったことが自己中心語の表現です。自己中心語による表現は、尊大語や尊大表現を日常的に用いることから生成されます。
恋愛が破綻する、受験に成功しない、会社の人事査定で評価されないなどの不安の原因になるということを理解しましょう。

10……誤り。正しくは、「はい。山田でございます」と言う。必ず、「はい」と返事をするのが、正しい敬語表現の基本だ。「もし、もし」は、明治時代になって電話が開設された時に表現された言い方だ。「申す、申す」が転じて「もし、もし」になった。「申す」は、謙譲語である。語源は、「神様に誠意をもってことこまかく説明して、心よりお願いする」という意味だ。漢字・漢語の意味は、「人民が、社会的に地位の高い人に向かって、下の位置からお願いする」という言い方として使われた。
ケースの例文では、電話をかけて来た人が「もし、もし」と言うのに合わせて、自分も「もし、もし」と言っている。これは、相手が「低い位置」つまり「内(うち)」の位置に立っているところへ、自分も入り込む、という関係意識になる。

ケースの例のパターンでは、「もし、もし」と言ったきり、何も言わずに黙ってしまい、相手は何者か?を確認するまで何も話さない、という事例もあります。「振り込め詐欺」のような社会的な実害を想定しての「相手の確認」とも思われます。しかし、そのような不都合は、「もし、もし」と返事したり、黙ってしまうという「内(うち)意識」がつくり出します。「内(内)意識」は、外(そと)のものごとを「恐怖」「畏怖」「畏敬」ととらえる意識のことです。国語学者・大野晋によれば、日本人は「外扱い」の対象は、景色、山、川、雲、などの全てが該当したということです。
「自分の知らないもの」のこと、自分が能動的に積極的に関わることのできないもの、のことです。「外」(そと)の人は、奈良時代は「トヒト」と呼ばれていました。「外」(ト)「ト」(ヒト)です。
「トヒト」は、妖怪と同じで、安心できないもののことです。

この「恐怖」「畏怖」の対極に「軽蔑」と「侮蔑」が位置しています。「恐怖」の対極が「安心」だからです。この安心の仕方は、日本の最古の神話(縄文時代前期、B.C.8000)の『瓜子姫』の説話に由来して、「相手の殺害」(バッド・イメージの表象による、破壊によって快感のドーパミンを分泌させることの象徴です)を求めます。

ケースの文例の「もしもし、山田でございます」も「もし、もし」と言ったまま黙って何も言わない、というのも、「外(そと)のもの」に「恐怖」や「畏怖」を感じつづけているという無意識を表象(ひょうしょう)しています。この行動パターンの人は、「恐怖」「畏怖」の対極の「軽視」や「侮蔑」のつくるバッド・イメージのトカゲの脳(中隔核)の分泌するドーパミンの分泌で「安心」を享受します。「もし、もし……」と言ったきり黙ってしまい「何も言わない」という時の脳の働き方は「対人恐怖」や「対人緊張」であるでしょう。そして、この時の「安心の仕方」は、「家の中にいる人」(自分の「内・うち」に取り込んでいる人間)への放置、無視、蔑視、結果がどうなろうとも感知しないという破滅への投げ出しであるのです。

「はい。山田でございます」と明確に返事をすることは、「乳・幼児の脳の働き方のメカニズム」を基準に立てると「相手を客観的に理解する」ということです。それは、「ございます」という謙譲語を使って言いあらわすことで、次に、「うけたまわります」という社会性の知性の上で、自分の自由な主体が表現されて客観的な表現が可能になるということです。日本語の文法のしくみをこのように理解しましょう。

◎「尊敬語の能力自己診断テスト・T」の診断の評価
■自己診断のテストの結果の評価は、次のとおりです。

  1. 正解が10個の人……今、日本は、世界同時不況の中にありますが、しかし、あなただけは別です。この状況を自分の成長の機会ととらえることができます。より新しい自分の目標に向けて自分をイノベーションできる人です。

  2. 正解が9個の人……ものごとを主観ではなくて、客観的にとらえる知的力量がそなわっています。現実のものごとをつねに公平な第三者の目から見て合理的にとらえて、漢字・漢語を用いて表現する訓練をおつづけください。

  3. 正解が8個の人……今の日本の世界同時不況の未来のなさは、「人材育成」という成長の根本が原因であることを正しく理解して、投資能力を実践しつづけることができる人です。不安を、つねに知的対象の俎上(そじょう)に乗せるというご自分の知的力量を鍛えつづけましょう。

  4. 正解が7個の人……生育歴や家庭環境の不遇を、学ぶ力でたゆみなく克服しつづけてきた人です。学ぶ姿勢がしっかりしているので、事後情報で自分の記憶のエピソードがガラッと変わるということはありません。周囲の人が「バーナム効果」という目先の利益のバブル性の観念に呑み込まれていく中で、自分の表現する言葉を社会中心で考えることができる力を身につけています。

  5. 正解が6個の人……転職や職場の異動で「仕事の場」が変わっても、その新たな空間に適応していける人です。
    ふつう、自分の過去のキャリアとか資格、過去の仕事の実績を主張して、「うちの会社はこうだった」と過去の亡霊と同伴しますが、こういう不適応の事態に陥ることはありません。日本人に陥りがちな「不適応イコールうつ病」という危機は、適切な知性の習得で乗り越えていけるでしょう。

  6. 正解が5個の人……日本語の文法形式を型どおりに記憶していて、説明する言葉の力を不足させています。何も言わないで説明を省略させる、という伝え方をしています。初対面の人に「初めてお目にかかります」とだけ言って、「今日は、どうぞよろしくお願いいたします」という説明を省略する、といった行動パターンです。心情の能力は十分に備わっているので、「主語」に相当する内容の言葉を学習によって増やしましょう。漢字・漢語の抽象名詞や「AはBである」のような名詞文(形容詞文)を身につけることをぜひともおすすめします。

  7. 正解が4個の人……日常会話の中で、否定語句を使った否定形の話し言葉が多いという傾向があります。
    「雨が降るかもしれない」
    「ステキじゃないですか」
    「そういうことって、あるじゃないですか」
    「不賛成でないということもない」
    「四時にならなければ帰って来ません」
    「私はこれ以上のことは知らない」
    「勉強はおつづけになった方がよいのではないかと思いますが」
    このような否定的表現は、推量か不確定か、あるいは肯定的表現か?ということを非常に曖昧にします。他者にたいして具体的なことを明確に言えない代わりに、自分の否定的な感情は明確にストレートに言いやすいという話し方になるのです。つねに、今の目の前の否定的な現象に目がいき、否定的なイメージを将来に向けて拡張する思考パターンから免れません。これがあなたのさまざまな「神経症」の原因になっています。漢字・漢語の意味を学んで「抽象名詞文」や、「形容詞文」(AはBである、の文型)という文章表現を身につけましょう。努力して習得することをぜひともおすすめします。

  8. 正解が3個の人……正解が3個というのは少ないように見えますが、しかし、日本語の能力の水準は高いといえます。
    日本語の文法は、「人称代名詞」といわれているものにそのメカニズムが集中している、ということをあらためて注目しましょう。具体的には、次のような基本型を憶えましょう。

    1. ていねい語の『お』や『ご』は、原則として「名詞」につける。
      例外的に「動詞」につけることもある。(「お風呂」「お食事」「お時間」「お出かけ」などの名詞です)。
      したがって、「今日は、お休みします」(会社へ連絡)とは言わない。自分の行為に『お』をつけると尊大表現になる。
    2. 謙譲語……「努力いたします」
      尊大語……「努力いたす」「努力する」
      謙譲語……「会社におります」
      尊大語……「会社におる」「会社にいる」
      謙譲語……「出来ないと存じます」
      尊大語……「出来ないと思う」
      謙譲語……「田中と申します」
      尊大語……「田中という」「田中だ」
      謙譲語……「評価できかねます」
      尊大語……「好きじゃない」「嫌い」「わたしに合わない」
    3. 尊大表現の例
      「植木に水をあげる」「猫にエサをあげる」「赤ちゃんにミルクをあげる」(「あげる」は「上げる」といい、自分を低く扱う謙譲語。不必要なものに謙譲語を用いて、相手の尊大表現を助長する)。
      「お気をつけてください」(正しくは「お気をつけください」と言う。「お気をつけ」が名詞。『て』をつけると動詞になる。このケースでは『お』はつけない。謙譲語が不成立の結果、尊大表現に転じる)。
      「コーヒーでいいです」(正しくは「コーヒーがいいです」と言う。『で』は、選択の接続助詞。敬語そのものをこわしている。「あれこれあるだろうが、あんまりおいしそうでないけれども、間に合わせにコーヒーを選んでやるよ」という消極的な表現になる。尊大表現のパターンになる。『が』をつかうと、未知のもの、期待がもてて楽しみなもの、という積極的な敬意の表現になる)。
      あなたは、日本語のこのような文法の法則を十分にマスターする知的力量があります。書き言葉で例文を書いたり、手紙に書いて身につけてください。
      さまざまな人間関係の力が正しく身についていくはずです。

  9. 正解が2個の人……「尊大表現」が実は、社会生活の上で危険なものだ、という認識をもちましょう。大野晋(国語学者)は、「尊敬語」とは、次のように成り立っていると説明します。

    1. 恐怖……尊敬語の土台になる。近づかない、放っておく、成り行きにまかせるという対象を、日本人は、「恐怖の対象」とした。社会、勉強、漢字の意味、心の病いも恐怖のカテゴリーに入る。

    2. 畏怖……恐ろしくて震えること。「いふ」と読む。日本人は、「緊張する」と表現する。手がふるえる、声がふるえる、顔がひきつる、などが該当する。母親からの言葉がけによる安心の体験の不足が原因。

    3. 尊敬……遠くにあるものは、古代人にとっては、トコロイモ、アワ、ヒエ、稲(米)だった。
      自然という恐怖のものが左右して不作になることもある。しかし、これらの植物の食糧は自分の生存に必要なものだった。学校の勉強やポルソナーレの学習も同様だ。そこで、その価値あるものを入手しようと思う、身につくことを願うというときに「尊敬」となる。

    4. 敬愛……日本の弥生時代の人々にとっては、水田で作る稲は、巨大な「文明」だった。年間をとおして安定して手に入るからだ。尊敬とともに、親しみの情もわいてくる。初めての恋愛の瞬間は、自分の内(うち)に来ていただいたという意識になるが、この時の情愛と同じである。

    5. 親愛……弥生時代の人々にとっては、収穫期の稲(米)がこのような気持ちの対象だった。「やっと自分のものになった。安心だ。こんなに嬉しいことはない」という一体感を感じる関係が成り立つ。恋愛でいうと、夕焼け空の夕陽を浴びて、「今日は楽しかった。ありがとう」「私も胸の中がほのぼのと暖かくなって幸せです。ありがとう」と次の日の再会を約束し合うというときの気持ちだ。

    6. 愛狎(あいこう)……弥生時代の日本人の情景にたとえると、収穫した稲(米)を酒に作り変えて、消費しつづける状態だ。「アルコールは危険だ」というのはE・クレペリンの「早発性痴呆」の臨床観察による記述だ。アルコールの美化のイメージに依存して、生産のための知的努力や感謝を忘れる。アルコールに呑まれて、目先のバブル性の観念の快感を連想して自閉する。相互破滅へ向かう「内なる空間の行動」のことだ。

    7. 軽蔑……尊敬語の土台の「恐怖」「畏怖」の対極にある。
      自分の「内」(うち)に取り込んだもの(人間も)を、「相手にするだけの価値がない」といった言葉で見下すことだ。日本語の「てめえ」「ばばあ」「じじい」「私の気持ち、分かってんのか」と、ののしり、バカにしたり、対立者のように扱うことをいう。恋愛、結婚などで慣れ親しんだ延長でこういうことが起こりやすい。

    8. 侮蔑(ぶべつ)……相手の存在を無用視すること、の意味だ。恋愛、結婚でいうと「別れよう」「ほかの人が好きになった、それに比べるとアンタなんかつまらない相手だ」と関係を否定して、互いの関係を「殺害」に似た仕打ちで消滅させることだ。縄文時代の日本の最初の神話『瓜子姫』から現在の日本人に、この「殺害」の由来の説話が語り継がれてきている。

       このような日本語の「尊敬語」のメカニズムを正しく分かって、日本語の正しい使い方の習得に取り組みましょう。

     
  10. 正解が1個の人……おそらく、あなたは、心根が優しくて正直な人であるだろうと思われます。
     日本人の人を呼ぶときの呼称は、近所の人を「おじさん」「おばさん」と呼びます。自分の血縁の「おじ」「おば」ではないのに、「その人に子どもがいる」と勝手に想定して、想定した子どもの姪(めい)や甥(おい)の位置から「呼びかける」のです。こういう呼び方を日本人だけの「特殊な自己中心語」の対称語と言います。
     「じゅん子ちゃんのお母さん」とか「たろうちゃんのお父さん」といったような「擬制の血縁意識」の中で、あなたも「○○ちゃん」と今も呼ばれていれば、このような「尊敬語の文法のメカニズム」とは無縁のものの考え方が身についています。小さな男の子に向かって「ぼく、元気?名前は何というの?」と、相手の一人称を使って、「二人称」のように呼びかけることを成り立たせる「擬制の血縁意識」のことです。この擬制の血縁意識が、あなたを仕事の組織の中の会話や、人間関係の中の会話が正しく成立しないという困難に立たせています。
     ポルソナーレの『谷川うさ子王国物語』のテキストで、あらためて「日本語の正しい使い方や書きあらわし方とはどういうものか?」「日本語のどういう使い方が自分の人生に役に立つのか?」を本格的に学習してみませんか。

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