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「個人べつの病気と症状の傾向」 No.132

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日本人の「日本型の分裂病」の作られ方とその病理の実体とは

●日本語の文法の基準は「乳児の脳のメカニズム」にある

ポルソナーレは、「新生児、乳児」の「脳の働き方のメカニズム」から、「言葉、言語の生成のメカニズム」を解明しました。

「新生児・乳児の言葉、言語の生成のメカニズム」は、日本人だけではなく、アメリカ人、イギリス人、フランス人、ドイツ人、中国人にも共通する「言語の生成のメカニズム」です。この「言語の生成のメカニズム」は、「言葉」「言語」の「表現の基本型」をつくるので人間にとっての普遍的な「文法の基本型」といえるものです。

この「普遍的な基本型」をふまえて、日本人は「日本語の文法」を子どもに教えています。同じように、アメリカ人は、「英語の文法」を子どもに教えているし、中国人は、「中国語の文法」を子どもに教えていることになるのです。

●日本語の文法のしくみ

日本人は、日本の子どもにどういう「日本語の文法」を教えているのでしょうか。
国語学者・大野晋は次のように説明しています。

  1. 日本語では、「なる」「らる」「ある」という助動詞で、ものごとの状態を説明する。
    「亡くなる」
    「おいでになる」
    「ごらんになる」
    「いらっしゃる」
    「おっしゃる」
    「涼しくなる」
    「木の実がなる」
    「恋しくなる」
    などだ。
  2. 日本語の「なる」「らる」「ある」などの助動詞は、ものごとが「自然に成立する」「ひとりでに勝手に成り立つ」という認識が助動詞になったものだ。
  3. この「なる」「らる」「ある」で説明される対象とは、日本語をつくり出した古代社会の日本人には、「遠くにあるもの」に限っている。
    「遠くのもの」とは、「自分の家の垣根の外にあるもの」のことだ。
  4. 日本人にとっての「遠くのもの」(家という内(うち)の外にあるもののこと)とは、「魔物」「神様」「自然物」「食物」「オオカミ」「雷」「霊」などのことだった。
    これらのものは、「外のもの」、「外の場所」として一括してとらえられた。「恐ろしい場所、恐怖の場所、妖怪のいる所」、という理解の仕方だ。
    「自分の力では左右できないこと」「自分が立ち入るには、危険を冒さなくてはならないこと」という共通の認識がつくられた。
    この共通の認識がつくった日本語が「なる」「らる」「ある」である。
    その意味は、「外のものとして手を加えない」「成り行きのままにまかせる」「恐ろしい自然のままのこととして扱う」ということだ。この考え方が「日本語の尊敬語」になっている。

    「谷川うさ子校長先生は、月に行かれた」。

    この「らる」「れた」は、「月に行く」という動作が「自然に成立した」ということだ。誰も、校長先生の行動について手を加えていない、何も関与していない、ということが根本の意味である。「尊敬語」は、このように成り立っている。
    この「自然に成り立つ」という意味に、「相手を上の位置の人と扱うか、低い位置の人と扱うか」という「上下の判断」が加えられた。
    「上下の判断」は、中国の儒教の考え方である。「漢字・漢語」の輸入とともに持ち込まれた。弥生時代の頃だ。
  5. 日本語では、「ものごと」が成り立つのは、それが「自然に成り立つものか」を基準にして「何らかの作為によって成り立つものか」を区別する。
     自然に成り立つ…「る」「らる」
     作為的に成り立つ…「す」「さす」
     自然に成り立つ…「隠る」「かかる」「重なる」「変わる」
     作為的に成り立つ…「起こす」「落す」「降ろす」「暮らす」
     自然に成り立つ…「当委員会としては、この決定のとおりに決めることにしました」。
    日本人は、「しました」よりも「なりました」の助動詞の表現に安定感を感じる。「しました」というと異議を申し立てる人が出てくるという。
  6. 日本人は、「自然に成り立つ」ことを意味とする自動詞で「受け身」「尊敬」「自発」「可能」の文法をつくった。
    「受け身」…「彼女は、親に死なれて困っている」。「あいつは、女房に逃げられてひとりで飯を炊いている」。
    (「自然の成り行きとして親が死ぬということが起こった。自分は親の死に関与していない」「女房が逃げるということがいつの間にか自然に成立した。自分は、そのことに関与していない」)。

●日本語の文法の起源

■日本人のこのような言葉・言語の「文法意識」は、どのようにして成り立ったものか?というと、そのもともとは、『神話』による表現を見ると明らかになる、と大野晋は説明します。

世界のどこにも『神話』はあります。
その『神話』には二つの意味があるというのが定説です。

  1. 食糧の入手の仕方が語られている。
  2. 国の成立の起源」を、その時の為政者が、自らの権力の正統性を裏付けるものとして語られる。

このような『神話』は、初めは「文字」によらないで「話し言葉」だけで語られて、次に、「文字」が習得されると「文字」によって書かれた、と大野晋は説明します。『神話』の第一義の表現の意義は「食糧の入手の仕方」です。第二義的に「国家成立のルーツ」が語られたということです。

● 縄文時代
◎ 早期(B.C.8000)
「ヤムイモ」(ヤマイモ)
「瓜子姫神話」
「オセアニアのオーストロネシア系の言葉が話されていた。4母音、母音終り、単純な子音。R、Lの区別なし」
◎ 前期(B.C.6000)
「ヒョウタンの栽培」
◎ 中期(B.C.3500)
◎ 後期(B.C.2000)
◎ 晩期(B.C.1000)
「ヒエ、アワの焼畑農耕がおこなわれる」
「瓜子姫神話に天邪鬼の殺害という「二度目の殺害」が加えられる」。

● 弥生時代
◎ 前期(B.C.300)
「水田耕作が北九州から広まる」。
「ウケモチノカミ神話が伝えられる」。
「ヤムイモの神話は消滅して、「瓜子姫神話」は、民話に転落する」。
「タミル語が広まる。母音の調和はない。豊作の単語の多くがタミル語と共通する」。
◎ 中期(B.C.100)
◎ 後期
「稲作が東日本に広まる」。

● 古墳時代
◎ A.D.400
(「ニニギノミコト神話」がつくられる。食糧起源と、国家起源の合一した神話がつくられた)。
(高句麗語系の言語が朝鮮を通して、九州畿内に流入した)。

■ 「日本語」「和語」とは、「オセアニアのオーストロネシア系の言葉」がもともとの土台にあっただろうと推測されています。ここに弥生時代の前期に「タミル語」が加わり、この「タミル語系の日本語」が、現在の日本語(和語)の形をつくった、というのが大野晋の調査と解析です。

●日本語の文法は、内(うち)に取り込むと相手に危害を加えるというメカニズムになっている

日本語の文法は縄文時代の『瓜子姫』の神話(弥生時代の前期に民話に転落する)とともにつくられています。その実証をなすのが『瓜子姫』神話です。
『瓜子姫』は、「ヤムイモ」(トコロイモ。ヤモイモの一種)という食糧入手の起源が語られています。
この『瓜子姫』の神話は「ヒエ」「アワ」「ソバ」などの優れた食糧が手に入ると神話から民話へと転落します。

■大野晋のいう「遠い所にあるもの」とは、「ヤムイモ」(トコロイモ)「アワ」「ヒエ」「ソバ」、そして「米」(稲)、「天邪鬼」(あまのじゃく)です。

日本の「神話」では、この「天邪鬼の殺害」という「二度目の殺害」が加わっていると大野晋は説明します。
世界の『神話』は、「食糧の再生」を儀式化するものとして「一度だけの殺害」が説話として語られているというのが基本型だが、日本の神話(『瓜子姫』のケース)では、「二度目の殺害」が加わっているところが特異的である、と説明されています。

「二度目の殺害」は何を意味するのか?というと「家」という「内」(うち)へ取り込んだものは「殺害してもよい」という「安心のあり方」が象徴されているのです。
大野晋は、日本人の「尊敬語」の進行の仕方とは、次のようなプロセスをたどると解析します。

  1. 畏怖(怖くてふるえる)
  2. 畏敬(おそれうやまう)
  3. 尊敬(相手を上位とみなす)
  4. 敬愛(親しみの情をもつ)
  5. 親愛(いつも側にして親しむ)
  6. 愛狎(あいこう)(趣味のように愛好する)
  7. 軽蔑(価値がないと見下す)
  8. 侮蔑(存在そのものを取るに足らないものとみなす)

●日本人が、親しくなった相手を死に追いやるメカニズム

『瓜子姫』の神話の「二度目の殺害」は1,2,3,4,5とたどり、6で距離のない自分の感情との一体化が起こり、7,8と進行して「相手の殺害を起こす」という日本人の「言語の文法のメカニズム」の原型がのべられているのです。その「文法」のメカニズムが、「尊敬語」の対極にある「尊大語、尊大表現」です。尊大表現の例は次のとおりです。

  • パターン・1
    「遅れずに行く」(うかがいます。参ります)
    「必ず来る」(参ります)
    「手に取って見る」(拝見する)
    「庭木を植えている」(植えております)
    「誰か知っている」(どながか存じております)
  • パターン・2
    「さあ、おじいちゃんに歌ってみせなさい」(さしあげなさい)
    「君をどうしてやることも、ぼくにはできないじゃないか」(どうしてあげることも)
    「かんにんえ、かんにんえ、今、治してやるから!今じきだから」(治してあげるから)
    《解説》
    「あげる」は「上に位置を変えること」「動作を上の相手にすること」「自分の位置を低めに置く」の意味です。
    「やる」「かわす」「くれる」は、与える側が相手を低く扱う表現だから、尊大表現になります。
  • パターン・3
    「菓子を買ってやるからいっしょにおいでといって」(樋口一葉『にごりえ』)(買ってあげる)
    「思うさま、その鼻をひっこすってやるんだ」(二葉亭四迷『くされ縁』)(こすってあげるんだ)
    「狐も、芋粥(いもがゆ)が欲しさに見参したそうな。男ども、しゃつにも、物を食わせてつかわせ」(芥川龍之介『芋粥』)(物を召し上がっていただけ)
    《解説》
    「やる」は、「行く。行かせる。結果はどうなってもかまわない」ということです。相手を低く扱う。「つかわす」は命令形です。「くれる」を自分の動作に使うと自分が相手に恩恵を与えることになり、尊大表現です。
  • パターン・4
    「このノートをしばらく貸してくれませんか」(太宰治『人間失格』)(いただけませんか)
    「ほんの子どもですから、駅長さんからよく教えてやって」(川端康成『雪国』)(教えてやっていただいて)
    《解説》
    「いただく」は「頭の頂点に乗せる」…相手から受け取るときに相手を高く扱う。また、与えられる時、受け取る側が、対者を低く扱う。このパターンが欠落するときが尊大表現になります。

●日本語の尊大表現は、『瓜子姫』の「二度目の殺害」の説話に原型として文法の構成になっています。それは、「人間」に対しては虐待やトラブル、いじめ、バッド・イメージによる悪感情の表象となるでしょう。

そして、職場では不適応を起こし、勉強や学習では自らの無知をもって正当化となるでしょう。これが「日本型の分裂病」の「進行していく痴呆」の実体です。

●このような日本語のもつ古代からの欠陥を正しく修正して、知的表現力を立て直すのが『谷川うさ子王国物語』です。関心のある方は、こちらへお問い合わせください。

TEL・東京03(3496)6645

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