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うさぎです。
ポルソナーレ 今の日本の脳の働き方と病気のリポート
「個人べつの病気と症状の傾向」 No.105

あれ?あなたはまだ知らないのですか?
「日本人の脳の働き方のメカニズム」

■グローバル・リセッションを前にしたあなたの生き残り策を教えます

みなさん、こんにちは。
全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。

●崩壊する日本人の英語学習

平成21年2月15日の日本経済新聞に、『英語青年』という専門誌が休刊する、という記事が載っていました。
明治31年が創刊です。百十一年におよぶ歴史をもつ、英語や英文学の専門誌といわれています。休刊の事情は、販売部数が下落していることです。

なぜ、販売が減っていて、下落が止まらないのか?
「仏文科、独文科志望の学生が減っている」「大学の組織改編で、英文科がなくなり、国際なになに科、文化なになに科という学科が増えている。研究室単位の購買が見込めなくなった」「若い世代は、英文を読む、書くにしても、海外の英文誌に直接、目を向けるようになっている」、などがあげられています。

ポルソナーレの、長い間の「脳の働き方」のソフトウェアのメカニズムの解明の観点からみると、「伝統ある英語の教え方、紹介の仕方」の休刊という解体は、もっと違った原因をかかえています。
それは、英語を読めて、書けるようになっても、英語が話せるようにはならない、ということです。

●日本人は、漢字・漢語も、英語も、日本語に同化させて融合させてきた

日本語のもつ構造的な特性があって、それが英語を日本語に融合させてしまっているのです。英語を、英語そのものとして学んでコミュニケーションのスキルとして使えるようにするというのではなくて、もともとの英語がまるで姿を変え、形を変えて「日本語の中の英語」に化けてしまっているのです。

同じことは、「漢字・漢語」でもおこなわれました。日本語は、「和語」(やまとことば)が文法の体系になっています。
「…は」「…が」「…を」「…に」というように助詞を使って言葉をあらわし、文をつくっていくのが「和語」(やまとことば)です。
この「和語」(やまとことば)の中に中国から「漢字・漢語」を輸入して、融合させてきたのです。「あそぶ」「うつくしい」などの和語(やまとことば)に「遊ぶ」「美しい」などのように融合させてきました。
このことについては、国語学者・大野晋が『日本語練習帳』(岩波新書)の中でくわしく説明しています。
日本人は、「漢字・漢語」を中国から取り入れたのと全く同じ方法で「英語」も取り込んできているのです。

みなさんも、たとえばグレゴリ・ストリカーズがつくった英語が話せるための英語教材のテープなどを聴いたことがおありでしょう。
ネイティヴ・スピーカーの話すイントネーションやピッチを学んで、発音や会話のためのテクニックの習得を試みたことがおありかとおもいます。
すると、こういうことが起こります。
書かれている英文のテキストを目で見ながらテープを耳で聴くと、わかった感じになってマネもできます。詩だってまるごと憶えて「言える」ようになります。

しかし、テキストのレッスンがすすんだところで、復習のつもりで最初の一ページのテープを再び、耳で聴いたとき、耳に聴こえてくる英語の言葉がほとんど意味不明の「音」になっていることに気づきます。単語をしっかり憶えていないためとか、文法がきちんと把握できていないせいもあるかもしれません。しかし、よく注意して聴いてみると、自分が憶えている英語の発音とはまるで違った発音が次々に発音されています。たとえば、「グリーン」(緑色)という発音だと思って聴くと、テープからは「ングィン」という言葉が耳に入ってきます。これは、一種のリエゾンというもので、音の変化のせいかと思って学び方の姿勢を構えます。やがて、アルファベットの一つ一つの発声の仕方が、記憶しているアルファベットの発声の仕方とは異質に違っているのだということに気がつきます。

●鈴木孝夫の日本語と欧米語の比較から分かる日本語の実体

この問題に明快な根拠をあげて説明しているのが言語社会学者・鈴木孝夫です。

  1. 音声の種類と使い方。
    日本語の音韻数…23
    英語の音韻数…45
    ドイツ語の音韻数…39
    フランス語の音韻数…36
  2. 母音と子音を組み合わせた「単音節語」の数。
    ドイツ語…未詳
    英語…三千近い数
    日本語…二つ
  3. 日本語は「音節」を「子音」で終わらせることができない。
    また、「言葉の始まり」で子音を二つ、三つと重ねることもできない。
    そのためstreet(一音節)を日本語で発音すると「ストリート」と五音節になる。Strength(一音節)は、「ストレングスス」という七音節の発音となる。

日本語(和語・やまとことば)の発音は、母音中心で、子音の数は少ない、子音をいくつかとりいれて「単音節語」をつくることはない、と説明しています。この「単音節」の数が少ないのは、「音韻の数が少ない」ことに由来しています。
このことをよく分かっていて、またこの事実をふまえて、「英語の発音の仕方」に独自に取り組む、ということをしてこなかったのが日本語(和語・やまとことば)の最大の特性です。
和語(やまとことば)を学習して、憶えてきた日本人の「脳の働かせ方」の特性です。
日本人は、少ない「音韻」と少ない「単音節語」しか憶えないような脳の働き方をしてきたということです。
それは、かつて、日本に中国から漢字・漢語を取り込んで融合させたときと同じような脳の働かせ方のことです。Street(一音節)を「ストリート」と五音節に変形させてしまう融合のさせ方のことです。

鈴木孝夫は、日本語をテレビ型言語であると説明しています。主旨は、話し言葉の中に言葉の意味が明確に言いあらわされず、「どういう漢字が言われているのかな?」という意識が先に立つという会話の事実を指しています。それは、「化学と科学」といった「同音類語」が非常に多いためです。「発音」では「かがく」と言われても、文脈や場面、状況からおしはかって「化学」だなとか、「科学」だな、と後追いして判断しなければなりません。

●日本人どうしの会話も、孤立を生む日本語の特性

このことは、日本人どうしの会話も意味不明になりやすいということになります。まず、「漢字の意味」(原義)を調べたり、正しく確かめたこともないのに、漢字を「漢字検定」のように読み方だけを憶えて使うというように話す人の会話です。正しく漢字・漢語の「意味」を調べてよく分かっている人の前で話されるという場面を想定してみましょう。ただ、コトバが記号のように耳に入ってくるだけの会話になるでしょう。誰にもよく分かっている「名詞」の言葉が語られるとき、語られている状況の光景がぼんやりと思い浮びます。しかし、何を言いたいのか?どうしたいのか?何の目的で、何を伝えようとしているのか?は漠然としたままです。こういう会話の関係では、互いは、どこまでも行動の合意を了解し合えることはありません。孤立がつづく関係になるのです。

もう一つは、「漢字・漢語」の「意味」をよく分かっている人の話を、よく分かっていない人が聞く、というケースです。
人間は、「分からないこと」が最大の不安です。「分からなさの不安」といいます。アドバイスなり助言なりの言葉を聞いても、永久に伝わらないという関係になるでしょう。

物についての説明ならば、目の前に手に触れる具体的な実物があるので、なんとか伝わるでしょう。パソコンや携帯電話などの使用説明の場合です。自動車の運転の仕方の説明の言葉も伝わるでしょう。料理の仕方の手順や服の着方、書道の筆順なども同じです。

●日本人が、心の病いの人を放置して死に至らしめる理由

しかし、うつ病や分裂病の薬の場合は、どうなるでしょうか。「一日、三回飲みましょう」という言葉だけで回復するのでしょうか。
一つの薬には、脳、血液、消化器系、神経系、運動系の全てに作用する副作用があります。「薬を飲ませる」という行動の仕方だけを憶えている人は、副作用の一つ一つの言葉までは憶えていないので、症状が長引こうが、社会復帰が不可能になろうが「何のことか?」と理解できないでしょう。

また「副作用がある」ということについての具体的な内容をくわしく、ていねいに説明しても、コトバの音は聴こえてきて耳に入っても、その意味のイメージは全く思い浮びません。意味を説明する漢字・漢語を学習して憶えていないので風が吹いて通りすぎていったかのような感覚の記憶しか残らないのです。ただ、「自分に話してくれた」という親密さを嬉しく思うばかりでしょう。

同じことは、介護や教育の現場でも起こるでしょう。相手が自ら動かない、相手が拒否や否定的な反応しか示さないとき、日本人は、その相手を「遠い存在」と見なします。
大野晋は、日本人がものを考えるときの日本語の文法のメカニズムについてこう書いています。

  1. 日本語では、話し手のいるところを「コ」であらわし、相手と自分がともに知っている所・物を「ソ」であらわした。
  2. これは、じつに整然とした体系をなしている。「近い」「中くらいの遠さ」「遠い」「不定」という話し手からの距離で区別されている。
  3. 日本語の尊敬語は、自分よりも遠い位置、空間にある対象にたいして用いられている。尊敬語は、「ナル」「アル」「ラル」という言い方である。
    これは、自然成立を意味している。近称の場合の「コチのヒト」「コナタ」などは「親愛の表現」だ。日本語の「親愛の表現」は、自分の生の感情の欲求の記憶にむすびつくので、転じて蔑視や尊大語に変わる。「お前」や「てめえ」などが好例だ。
  4. 遠い所のものは「手を加えない」「成り行きにまかせる」という扱い方になる。
    これは、家の中(うち)にたいして外(外界)は恐怖の対象であるという認識から生じている。
    「恐怖」「畏怖」「畏敬」という脈絡で「尊敬」という語が発生した。

●日本人は、心の病気になると身近な人から破壊される理由

ここで分かることは、日本人がうつ病の人や分裂病の人に薬を飲ませてさまざまな副作用の症状が出てくると、それは、「自分には分からないものだ」という理解になります。「分からないもの」は「遠い所にあるもの」です。
成り行きにまかせるしかないもので、「手を加えてはいけないものだ」というものの考え方をイメージするのです。そしてどこまでも放置します。遠い所のものは恐怖の対象であると同時に、「尊敬の対象」でもあるので、自分の責任だとか、自分の問題でもある、とは考えないのです。罪悪感も、自責の念にとらわれることもないという根拠です。かくして、一日三回、食事を与え、本人の望むとおりの成り行きにまかせるという範囲の関わり方で、「親愛」を感じたり「侮蔑」の目を向けるという言葉をさしむけるようになるのです。
不登校、ニート、引きこもりの病理はこのような脳の働き方が激発させています

●ポルソナーレは、グローバル・リセッションの中で、自立して生き残れる脳の働き方にチェンジするために「特別の個人指導」を開発しています。

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